2009年5月14日木曜日

こんな民主党に政権を任せられるか

民主党の代表選に岡田さん、鳩山さんが出馬し、一騎打ちになった。

 挙党体制を強化するために小沢さんが代表を退くことになったが、その小沢さんが背後で動いているのを読みとってか、寧ろ親小沢vs非小沢の構図をメデイアは作り上げてしまった。

 2人は否定するが、相変わらずの権力闘争が見えてくる。「クリーンさ」と「開かれた政党」を標榜する民主党でありながら、何ら自民党と変わらない。何故か昔の自民党が移って見える。

 民主党は旧社会党系、自民党系などが入り交じっての寄り合い所帯であるために、これをまとめるのは並大抵ではなさそうだ。今は「次ぎの選挙の顔」は誰が一番良いか国民に変化を訴えるのは誰が良いかを考えて行動しているから、国会議員の支持者数では鳩山さん、民意は岡田さんだ。

 ところが、党内抗争を回避し、開かれた政党をアピールするためか、各グループは「自主投票」にする動きが出てきた。民主党国会議員一人一人が自分の判断で投票できるらしい。

 しかし、これがマニフェストで政策が絡んでくると、どうなるか。政策提案で党内の合意(各グループの合意)が得られない場合は、曖昧な政策に成り、国民は迷う。今までのマニフェストでも曖昧なモノがある。例えば将来の消費税増税がいつの間にかマニフェストから消えている。政権を取りに行くために国民に評判の悪い政策が消えているのだ。

 16日に投票し、政権交代すれば次ぎの総理になる人が選ばれる。もっと時間をかけてじっくり国民にも政策が分かる選択が出来れば良いのだが、急ぐスケジュールに何やらきな臭さも感じられる。

 こんな民主党に政権を任せられるのか。

 もし自民党に改革を進める動きが出てくれば、世論は自民党に動いてもおかしくない。政権取りに向け、自民、民主共に、ここが正念場だ。

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