2009年7月13日月曜日

パソコン寿命:部品保有期間を6年から10年に


ペンタブレット機能を搭載した東芝のノートパソコンを愛用している。ところが,もうメーカーのサポートセンターでは相談や修理が出来ないという事態になった。

 今まで、故障としては、キーを推すと異常音と共に、同じ文字が数行にわたり打ち込まれるトラブルが2件、ファンクションキーの以上で文字入力がアロー状態になったり、数字ロック状態になるトラブルが1件発生した。

 キーボードの異常により発生した文字入力の暴走に付いては、1件目は電話相談では解決出来ずメーカーの無償修理に出した。2件目は異常発生と同時に、何回も強制的に電源を切ったり、バッテリーパックを外したりするうちに、異常状態も少しづつ緩和し、しばらくすると正常に戻った。その後、同じ現象は出ていない。

 そしてファンクションキー、バックスペースキー、エフエヌキーの異常が発生した。

 メーカーのサポートセンターに電話して対応するが、LEDが点灯/点滅したままで、ファンクションキーを押してF10、F11キーを押しても解除されず、担当者も「こんな経験はない」という。

 しばらく待てと言って、どこかの部門に相談したのだろう。「お客様のパソコンは、もう6年半過ぎており、メーカーで引き取っても修理できません」という。部品保有期間の6年半を過ぎており、対応できないと言う。「では、どうすれば良いんだ。破棄することになるのか」と聞くと、パソコンの修理屋に相談してみてはどうかと言って切れた。

 ここで初めて知った。製造打ち切りから6年間が補修用部品の保有期間になっている。それを過ぎれば責任はないのだが、ソニーなどは、故障箇所によっては修理可能であると取扱説明書には帰している。

 仕方ないので、自分でやってみることにした。データは一応バックアップし、前回のやったように、何回も強制的に電源を切ったり、バッテリーパックを取り外してみたが、一向に埒があかない。

 最後に、バッテリーパックを取り外し、キーボードブレスを外し、キーボードを外した。ホコリの影響もあるのではと考え、キーパッドも掃除し、全体に掃除機をかけた。

 掃除も終わって、恐る恐る電源をONにしてみると、LEDの異常点滅も無くなり、FnキーでのF10,F11キーの操作も正常にできる。一応まだ使えそうだし、中を開いてみると何だか愛着が湧いてきた。 「原因はホコリだったのか」と安易にはkんが得られない心境だ。

 自分のパソコンの履歴を調べたら、製造して7年経っている。私が勝ったのが5年前だから、販売店で2年間在庫になっていたのだ(ペンタブレット機能を持っているので、チョット特殊か)。取扱説明書のアフターケアに、製品発表月から6年6ヶ月が保守部品の最低保有期間になっていると帰してある。

 パソコンの製品カタログにも、非常に小さい字で「保有期間は製造終了後6年」になっている。

 何が問題なのか。パソコンのパーツの中で、比較的寿命が早いのは、HDDで平均寿命は5年と言われている。使用条件などもあるが、1日8時間使用で5年と言うことらしい。
そこから、部品保有期間を6年としたのもうなずける。

 省エネなどを考えると、使わないときはOFFにすることを励行すれば、10年ぐらいは使えそうだ。今、5~6万円の安価なパソコンも出ているが、チョットした機能のモノを買えば30万円はする。「6年でサポートは出来ない」なんておかしい。

 パソコンの普及率は全世帯では0.75台/人に達し、パソコンの出荷台数も、2006年1208万台、2007年930万台、2008年879万台と減ってきている。何時までもそんなに売れるとは考えにくい。

 省資源など環境問題を考えると、メーカーの部品保有期間も10年にし、安心して使いこなせる体制をメーカーは考えるべきではないか。

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