2009年8月13日木曜日

高速道の渋滞対策:走行車線の方が早い、上り坂では速度を上げろ




今年も帰省の時期がやってきた。ETCの割引が拡大された事もあり、車での帰省が増えるらしい。
 私も、3年前までは、母が実家で一人暮らししていたために、お盆と正月は家族で帰省していたが、母が亡くなってからはその必要もなくなった。私にとって帰省は休暇と言うよりも仕事の一つだった。

 長距離運転は苦にはならなかったし、なによりも車の方が金額的には安い。新幹線で家内と2人で帰省する場合を比較すると、金銭的にはETC割引拡大がないとき、金額では1/2、CO2排出量は逆に7倍になる。地球環境のことを考えるとまずい。

 更に、毎度感じる事は、渋滞で時間がかかることだ。距離にして約670km、時間で約10時間だ。トータで50~70kmの渋滞に出くわす。その場所も決まっている。

 しかし、30kmの渋滞に遭っても、渋滞区間を過ぎると、何が原因だったのか分からない。事故渋滞の時は、事故車が路肩などに止まっているので、これが原因だと分かるが自然渋滞はくせ者だ。

 サグ(たるみ:下り坂上り坂)、トンネルの入り口、先頭に低速車などが原因であることは分かっている。

 どうして自然渋滞が始まるのか? 以前、フジテレビが「高速道での渋滞と回避法」を放映したことがある(2003.10.13)。

 名古屋大情報科学研究科の杉山先生達の研究によると、10分で自然渋滞は発生する。車間距離、速度を一定にして車を走らすが、時間が経つと車間距離の詰まったグループが出来、ブレーキを踏む車が出てくる、そして自然渋滞が始まるのだ。

 サグ(上り坂)がある限り、自然渋滞は決して無くならないと言う。サグがあると上り坂を気づかず減速になり、後続車も次々に減速していく。そして後方では渋滞が始まる。

 回避法は、安全運転では逆説になるが、「上り坂では速度を上げる」ことだ。

 走行車線と追い越し車線のどちらを走るか(勿論、通常は走行車線を走らなければならないが)。
 「どちらの車線を走ると早いか」は、いつも迷う。
走行車線はIC、SAへの出があると進むが、入りがあると遅れる事になる。迷って追い越し車線に移ると、走行車線の方が進む。
 
 しかし、これもプロドライバーの証言や、実験から「渋滞時は、走行車線の方が早い」のだ。

 高速道での渋滞防止は、車間距離、速度を一定に保つことであるが、上り坂にさしかかると速度が落ちてくるので速度を上げるようにする。万一渋滞に出くわしたときは、走行車線を走る方が早い。

 楽しい帰省だし、旅行だ。渋滞にはまってもイライラしないことだ。

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