2009年12月11日金曜日

鳩山さんの「自分が決めます」は、麻生さんの二の舞か


麻生さんと鳩山さんの最近の発言何かにていないか。
 
 麻生さんは、解散・総選挙の日程が与野党問わず、メデイアからも出ていた時、官邸での会見、記者クラブの会見でも「状況を判断し、私が決めます」と繰り返していた。

 もうすぐかと色めき立ったが、一向に解散権を行使しできずに、結局は会期末間際になって解散に出た。もっと早く解散せいておけば、これ程の敗北は避けられたのではと悔やまれる。

 麻生さんは「決断できない」「ブレる」総理が定評になった。

 一方、国民が望む「政権交代」で民主党鳩山政権が実現したのはよいが、普天間基地移設問題、赤字国債発行など重要課題に直面はするが、周りがいろんな発言をするが方針が出ず、最後は「自分が決める」と先送りになる。

 発言もブレるので関係者は右往左往するばかり。能力がないのかと疑う。

 鳩山さんも何やら麻生さんに似た状況になってきた。

 鳩山さんも麻生さんも軽い総理と見られているのか、閣内、党内でいろんな意見が出てくる。何かのきっかけで思わぬ方向に動くかも知れない。それを回避するためにも自分に最終的決定権があることを言いたいのだろう。

 麻生さんと違って、会見でも鳩山さんは丁寧に応えている。その真面目さは評価できるが、逆にどうなっているんだろうと不安感が増す。

 民主党政権は、「政治主導」を掲げて官邸を強化したはずであるが、初めての政権だから経験も乏しく、野党時代と違って現実を前にすると戸惑うことも多いのは確かだ。

 しかし、今大事なことは国民に安心できるビジョンやメッセージを送ることと決断、実行力を示すことだ。官邸内、政権与党内でのゴタゴタは、相でなくても国民を不安に晒すことになる。

 臨時国会中の党首討論は実現しなかったが、直接国民に向かって会見すべきではないか。

 鳩山政権での経済ビジョンは何か、政権内で起こっていること、自分の政治献金疑惑などについても直接説明すべきである。

 出来なければ、通常国会に向かって不利になり、支持率も更に下落し鳩山政権運営が難しくなる。

 自信がなければ辞任すべきだ。今はぐいぐい引っ張っていく指導者が必要なのだ。小沢さんは海部総理の時だったと思うが、「担ぐには軽くて、バカがいい」と言ったという話が伝わったことがある。そんな総理ではダメなのだ。

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