2010年1月16日土曜日

小沢さん続投で、鳩山政権に明日はあるか


大方の予想通りと言って良いのか、予想を裏切ってといった方がよいのか、小沢さんは幹事長を辞めず、検察と闘っていく姿勢を明らかにした。

 記者会見で曰く、「土地購入で石川らが逮捕された。形式的ミスでの逮捕で検察と闘っていく。計算や記載ミスについては訂正や修正で許されてきたが、党大会にあわせた逮捕は容認できない」と言い、「土地の購入で、不正な献金が使われたわけではなく、個人の資金であり、銀行口座を調べていけば分かる」と言い切った。

 更に「こういう事態になったことは非常に残念なことで、国民の皆様にお詫びしたい。献金を隠した訳でもなく、裏献金をもらったわけでもない」とも言う。

 この状況下でも、鳩山さんは「小沢幹事長を信じている」と言うし、小沢さんは「総理の気持ちを自らの支えとして全力投球する」とすることを主張した。

 厳しい追及を受けない会見では、流ちょうにコメントするが、今までの考えを繰り返しただけで、秘書が逮捕されたことに対する管理責任、さらには政治責任に対しては自ら疑惑を晴らす意思はなさそうだ。

 違法献金のマネーロンダリング、土地代金支払いでの操作、政治資金規正法での虚偽記載あるいは不記載に対する小沢さん自らの関与の有無は、これからの検察の操作に委ねられる。

 しかし、またしても鳩山さんは、脱小沢のチャンスを自ら潰した。もうどう考えても鳩山内閣の支持率は、下がることはあっても、上がることは期待できない。

 これを機に「ストップ・ザ民主」の風が吹き荒れれば、「ねじれ国会」の状態は継続するだろうが、かえってその方が、健全なのかも知れない気がする。

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