2010年2月6日土曜日

政権の悪さ加減:これでは自民党の方が、まだマシでは


の「政治が変わるんです」、鳩山さんはマイク片手に、聴衆に向かって叫んだ。自民党政権と同じようなバラマキ予算や180度逆の政策実施もマニフェストで訴えた。民主党hあ野党時代、威勢の良いことを言って自民党政権を攻撃したが、民主党が政権を執ってみると、幻想を抱かせるモノであった。

 選挙制度のために、取得票以上の議席数を得たときから、識者が危惧していた権力の二重構造どころか、小沢さん独走が目立つようになってきた。

 今、民主党政権は何ら依然の自民党政権と変わらず、やけに野党になった自民党の主張の方が「真っ当さ」を感じる。どの政党でも、「政権に就くとやることは同じ」ではないかとも思える。

 「開かれた政治」が期待できると思ったが、政策決定のプロセスはだんだん見えなくなってきた。党高官低の権力バランスでは、なおさらである。

 利益誘導の利権構造を打破すると見られていたが、幹事長に一極集中することにより、形を変えて利権が温存された。

 永遠のテーマである「政治とカネ」の問題を相変わらず引きずり、「クリーン」が売りのはずが、かえって12億円とか21億円という巨額の金権体質は、自民党以上のモノがある。今回の小沢さんの政治資金規正法虚偽記載の共犯事件での不起訴処分は、起訴を紙一重であったことが、その後の新聞の検証記事から明らかだ。

 その小沢疑惑事件での会見や国会審議からも分かるように、鳩山さんは国民全体の総理であるはずが、民主党の代表の域を出ていない発想が続く。総理に資質に欠ける人であり、自民党と変わらず、世襲議員の言質のひ弱さを浮き彫りにしている。

 そして、国民に信を問うていない小沢改革が、傀儡政権の元で着々と進められているのが気になる。鳩山さんは、何の決定権もなく右往左往するばかりで、リーダー・シップに欠けるという評価が付きまとう。

 更に最悪なことに、民主党内のあまりにも閉塞感が大きいことだ。カリスマ小沢への傾倒は違和感がある。国会議員は、国民の代表として1人1人が独立して行動しなければならないが、小沢さんの考えを忖度しすぎて、異常は行動に出ている。

 小沢さんは、常々「本当の民主主義を目指す」と言うが、これが小沢さんの言う民主主義の一端なのか。だとすると恐ろしい政治が始まろうとしているのだ。
 それとも、小沢さんの存在で、民主党が目指す政治が大きく狂ってきているのか。

 政権の悪さ加減は,まだ自民党の方がマシだ

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