2010年5月16日日曜日

民主党支持団体の「立ち位置」を問う


公明正大な民主政治か、利権確保のための政治手法支持なのか、その立ち位置を問う。
小沢さんは民主党への票固めのために支持団体確保に精を出している。今まで自民党の支持だった団体への切り崩しをやっている。医師会や経済団体、土地改良などが民主党支持或いは自民党不支持になびいている。

公共性の高い団体が、何故そうなるのか。

当然目的は、団体幹部の政治的発言力の強化もあるだろうが、団体員への利権だろう。自分たちの要求を政権に突きつけてその果実を得る。歯科医師会が診療報酬の改定で治療費の値上げを得るようなモノだ。

補助金や助成金の獲得もある。自民党支持だった土地改良が、不支持になっても助成金を大幅に削減されたニュースは、まだ新しい。

陳情窓口を民主党幹事長室に一本化する手法は、当初族議員の排除を唱えていたが、何のことはない小沢民主党の勢力拡大の道具になっているのだ。地方選や参院選に向けて利権誘導があからさまだ。そのやり方は自民党以上だと言われている。

連合など今までも民主党支持団体だった労働組合、今回利権で脅され民主党支持に寝返った団体は、今の政治をどう考えているのか。

民主党政権になって、何が「良くなった」のか、何が「変わった」のか。

政策はどうか。民主は「反自民」、自民は「反民主」では、ビジョンが見えない。バラマキによる政権党の地歩固めにしか見えない。そんな政党に政権を委ねて良いはずはない。

選挙手法はどうなったか.自民党時代も同じだったが、特に民主党になって利権誘導が目立つ。

民主党支持団体は,小沢さんの「政治とカネ」の問題をどう考えているのか。世論調査では80%が小沢辞任である。そしてそれに関連して鳩山政権の支持率は、危険水域を大きく下回った。

これでも民主党政権を「良」とするのか。だとすると民意を反映していないことになる。

民主党支持団体は、その「立ち位置」を明確にせよ。これでも民主党支持を貫くのか。
写真:政策を横目に、小沢さんの「政治とかね」の問題に揺れる民主党本部

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