2010年5月26日水曜日

「本日政権交代」、「日本を壊すな」の原点に立ち返れ!







大衆迎合で勝ち取った政権であるはずの脆弱な民主党政権を立て直すには、トップ2人が辞任し、どんな政権が出来るかにかかっているし、自民党は政策、ビジョンを明確にし、再び国民の信に答えられるかだ。両党共に、あの衆議院選2009.8.30の新聞広告の訴えに立ち戻ることだ。

自民党は「日本を壊すな」で、日本経済を壊すな、バラマキで子供にツケを残すな、日教組に子供の将来を任せるな、特定労組の偏った政策を許すな、信念なき安保政策で危機にさらすな、現実を見据えた政策が安心を支え続けると訴えている。しかし、国民は50年に及ぶ自民党政権にNOを突きつけた。

一方、民主党は、「どうせ変わらない」「裏切られた」「こんな暮らしはもううんざり」、「貴方の力で世の中を変えた時の達成感を」と、政権交代を訴えた。

選挙期間中の鳩山さんの口調は軽快だった。自民党時代とは変わった「新しい政治」が始まる予感を抱かせたのも無理はない。

ところが、「反自民」だけの政策は直ぐに現実の壁に突き当たった。普天間移設問題が唯一の継承政策になったのは皮肉なことであるが、それでも自民党の当初案とは違うと力説しなければならないところに、鳩山政権のジレンマがある。

最高権力者と見られている小沢さんの「普通の国」の考え方は、説得力のある主張ではあったが、その小沢流政治手法を見ていると、逆に「異常な国」の様相を呈している。選挙手法も含めて、何のことはない自民党以上の悪さである。

説明不足で、我々をどう導こうとしているのかわからない。強権政治である。

民主党、自民党は2009年8月30日の主張の原点に立ち返るべきである。

民主党のトップ2人の存在は期待はずれだった。これ程スキャンダラスな小沢さんが「必要な人」と言われていることにも違和感を感じる。これが政治不信、閉塞感の大きな要因になっている。2人は即刻退陣し、新たな政権の体制を整え、国民の信を問うべきである。

自民党は、党内のゴタゴタを早く解消し、若手、中堅の議員が活躍できる場を増やし、国民に民主党に変わる政策を訴え、支持を回復すべきである。
兎に角、今は不毛な政局になっている。

第三極、政界再編とメデイアは煽るが、民主党、自民党がまず原点に立ち返ることが先決である。

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