2010年6月5日土曜日

民主党議員は、自分の置かれている立場を見直せ


あらゆる面で国民の期待を裏切った鳩山、小沢大勢が崩壊し、新しい菅体制が稼働し始めようとしている。誰でも思っている総理の発言の軽さ、政治とカネの問題はトップ2人に大きくのしかかり、普天間問題ではその処置をあやまり、支持を大きく落とした。

2人の辞任を受けた世論調査では、鳩山さんより小沢さんの辞任を評価する割合が大きかったことから考えても国民の「嫌小沢」は最高潮に達していた。

しかし、そう言った世論をどう考えているのか。代表選とその後の人事では、相変わらず親小沢、非小沢、反小沢と小沢さんの存在が付きまとう。

小沢系と言われた人達は、自分の置かれている立場をどう考えているのか。

小沢さんの権勢に寄りすがり甘い汁を吸っている人、過分の待遇で議員に当選した人、あるいは小沢砂案の主張する政策、政界再編に期待している人などそれぞれ理由はあるだろう。

要は、全国民の代表者として国会に送り込まれた人達だ。新しい「開かれたクリーンな民主党」、政権与党を目指しどう行動すべきか分かっているはずだ。

ところが、相変わらず、小沢さんの発言として、「9月が本番だ」「独自候補を立てる」など述べたと言うし、自主投票に激怒したとも言う。新聞報道では、田中真紀子さん、海江田さん、原口さんが立候補を打診されたという。叶わなかったが、小沢さんは未だ「数の力」を鼓舞しているのだろうか。

国民に為の政治より、自分の権勢を維持することにしか興味を持っていない政治家にしか小沢さんは見えない。

小沢グループと言われている人達は、早く自分の置き方を見直すべきである。日本の政治を混沌とさせている要因の一つは、国会議員自身にある。

ところが、自民党時代の安倍さん、福田さん、麻生さんそして今回の鳩山さんと、4回も世論調査で支持率を落とし、おまけにこのままでは選挙を戦えないと政権が短命に終わった。このことを反省し、世論調査に政治が動かされるのを危惧する考えもある。

国民にとって、嫌なことでも政策として推し進めなければならないときもあると言うのが理由だ。世論にながされてばかりではいけないと言うのだ。

ごもっともな意見ではあるが、世論で批判された政権にはそれなりの理由がある。寧ろ世論は、消費税増税など受け入れてもいいと考えている人も多い。国民の方がしっかりしている。

民主党議員は、政権与党として自覚する必要がある。野党時代の延長線では、国民が迷惑する。

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