2010年6月30日水曜日

続く政権内のゴタゴタ、民主党は分裂し再編を 


難題が山積し、これと言った処方箋も打ち出せない政治で、何故こうもゴタゴタが続くのか。

自民党時代の小泉政権以降の安倍、福田、麻生政権然りだ。安倍さんは年金問題で総攻撃を受け、選挙で惨敗しても政権にしがみつき、挙げ句は体調を崩して政権放り出し。福田さんは、森さんに担がれ突如本格内閣として出てきたが、選挙の顔ではなく政権放り出し。後を受けての麻生さんは、総裁選の洗礼を受けたが、リーマン・ショックもあり、解散の時期をめぐり、「麻生おろし」が噴出した。

一方、鳩山さんも自らのスキャンダルと資質問題が出て、選挙に勝てないと見た参院執行部に引きずり降ろされた。政権のたらい回しで出てきた菅政権であるが、距離を摂った小沢さんからはマニフェスト見直しを公約違反と非難される。過半数確保が難しいと見てか、連立話も持ち上がってきた。

政権担当能力に疑問符の付く民主党政権であるが、政策の違いによる「内輪もめ」なのか、政権与党内の「権力闘争」が続いているのか。

一方、民主党の過半数確保には疑問もある。過半数を与えると「何でも認められたことになる」と誤解して身勝手なことをする。過半数に足りなければ、数あわせの連立に走り、公約もねじ曲げられる恐れがある。

小沢さんとは、一線を画っしているが、小沢さんも自分の掘り出した候補者を支援すべく応援に駆け回っているようだ。遊説先で執行部批判を続けることは、相変わらず権力の二重構造が残っている。

小沢さんの影が見え隠れする間は、小沢さんが言うように「政治は闘争」なのだ。古い政治を引きずっていることになる。

ところが、求める「民主党らしい政治」となると、又話が違ってくる。民主党には旧社会党系、旧民社党系の議員がいる。当然労組の支援を受け、労組の利益沿う政策が求められていることは、伺い知ることが出来る。公務員制度改革、公務員数削減、人件費カットもうまく行かない原因はそこにある。

「増税の前に、やらねばならないことがあるだろう」と各党が主張する政策である公務員改革が着手も出来ないでは、民主党政権は国民を裏切ることになる。

民主党はいつもギクシャクする政党だ。成り立ちから考えて、いろんな系列の議員が混在している。常に「どうすれば自分のグループがイニシアテイブを取れるか」で行動している政党だ。

折しも、参院選後は政界再編だと言う見方が、メデイア、世論調査で見られる。

安定政権、誰でも分かる政党をめざし、まず民主党が分裂することだ。

自民党と民主党の一部の合同、労組を支持母体にする旧革新系、公明、共産その他の党になればいい。自民党だって野党転落後は学習し、民主党に似た政策になってきた。小沢グループはその他の党として独立すべきである。小沢さんが加わると何やら難しいことが起きる。小沢さんは政権に加わるべきではない。仙石さんをはじめ、主要閣僚に労組出身者がいるが民主党の労組出身者も離党して革新系と合同すべきである。

政権党として、立ち位置の分かる政党であって欲しい。
写真:民主党本部 相変わらずの党内のゴタゴタ、民主党は分裂し政界再編を。安定した誰でも分かる政党が必要

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