2010年7月8日木曜日

入谷朝顔市で人気の「団十郎」をみるか







7月7日、入谷の朝顔市に大人気の「団十郎」が出ているというので、見ようと行ったが・・。

JR鶯谷駅を降り言問通りに向かう。夕方5時を過ぎていたので、通りは通行止めになり、片側に約120軒の朝顔業者、反対側では100軒の露店が出ていた。朝顔よりも夜店の方が流行っていた。

遠方に、上部が雲に隠れ霞んだ東京スカイツリーが見える。工事は400mを越えているので、相当遠くからでも見ることが出来るのだ。完成すればこの辺の景色も一変するだろう。

どの業者のブースも同じで、青、白、紫、茶色の4色巨大輪咲きが主流で、一鉢2000円で売られている。夕方なので、どの鉢の花もし折れており、どの鉢を買って良いのか迷う。

業者が「何を求めているのか」と聞いてきた。「勿論団十郎だ」というと、「これだ」と指さす。「この茶色がみなだ」とも言う。薄茶色の花で、1鉢に4株ほど植えてあり、一鉢で4色を楽しむことが出来る。幻の団十郎が、あちこちにあることに疑問が出てくる。

団十郎は有名で、あの色を出すのに苦労したというのだから、もっと高価なものだと思っていたが、チョっとがっかりだ。

青の綺麗な朝顔を見た。「オーシャン・ブルーと言うんだ。綺麗だろう。琉球朝顔とも言う」とかってに説明してくれた。確かに綺麗な色だ。

若い浴衣姿の女の子が売り子になっているブースでは、購入した鉢を抱えて中年の男性同志がデジカメで写していた後、満足そうな顔をして帰っていった。

折から参院選だ。3人の候補者が音量を落として練り歩いていた。名前の通っていない候補者は「○○です。名前を覚えておいてください」と連呼している。今回の参院選ではそう言う言い方を良く聞く。ある候補から政策、経歴、名前を印刷した丸形の内輪をもらった。蒸し暑いので重宝するが、普通の内輪でないので、これが公職選挙法に違反しているおそれがあるらしい。

帰り際、家内が娘に「朝顔をかってか選ろうか」と電話した。娘は「いらない。内庭鉢に植えているし、子供は学校で植えて観察している」という。やっぱり自分で植えた方が、価値があるようだ。

帰ってきて、「団十郎」を調べてみたが、一般的に茶色の朝顔を団十郎と呼ぶらしい。本物は濃茶無地、日輪抜けで、美しい茶と鮮やかな日輪抜けが特徴らしい。夜店のあれは、本物ではない。
写真上段左:いわゆる「団十郎」 薄茶色の朝顔を一般的に団十郎と呼ぶらしい
写真上段右:商談中 1鉢2000円が主流だ
写真下:会場から遠くにかすむ東京スカイツリーを望む

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