2010年7月9日金曜日

菅さんは「日本を洗濯する」というのか


菅さんが、「日本を選択する」と言うのか、最近民主党はテレビCMで菅さんが洗濯する映像を流し、「元気な日本を復活させる」と訴える。

今、菅さんの評価は、内閣発足時に比べて相当落ちている。危機的な国の財政を再建しようと消費税増税への協議を超党派で始めようと提案したが、換算の思惑を越えて消費税論争になってしまった。

国の財政を根本的に立て直すことは緊急の政治課題であり、日本洗濯のテーマにはなる。提案自体は賛成であるが、皆は「その前にやることがあるだろう」と批判する。もっと日本の国家財政の状況を国民にオープンにすべきである。何でもそうだが、現状をしっかり把握して対策を立てることが重要なのだが、それが出来ていない。

国民のコンセンサスが出来ていないのだ。

こんな状態で、菅さんは本当に日本を洗濯する意気込みがあるのか。相変わらずのパフォーマンスか。

日本を洗濯しようと思うと、根本的に制度、体制を見直さなければならない。

憲法改正、安全保障、リーマン・ショック以来変質した経済構造、デフレスパイラルからの脱却、行財政機構の改革、財政再建、議会制民主主義のあり方など根幹となる問題が山積している。

今だって菅さんは、その資質が問われ、党内不一致もささやかれている中で、本当に日本を洗濯することが出来るのか。自分の能力を自覚して、確実に出来ることは何かを訴えるべきである。

おまけに許せないのは、こういうテレビCMが政党交付金で賄われていることだ。税金を使って、出来もしないことを誇大広告する民主党政権に、正気に戻れと言いたい。

菅さんが、日本を洗濯することなど出来ないことは、皆知っている。
写真:最近の民主党のテレビCM 「元気な日本を復活する」という。これも政党交付金から支払われているCMだ。

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