2010年11月5日金曜日

尖閣ビデオネット流出(2):国益を考え民主党政権に「NO」か




流出ビデオは、本物の可能性が強くなった。政府、国土交通省、海上保安庁は「本物かどうか」、流出に至った経緯を調査するという。sengoku38と命名された仙石官房長官の顔は冴えない。

映像を見ると、この漁船は網を揚げているシーンもあるが魚を捕ることに専念した様子はなく、おまけに普通の漁船で体当たりすることなど考えられず、特殊な任務を帯びた工作船のようにも思える。

「本物なら政府の責任は重大だ」と記者会見でコメントした。影の総理とまで揶揄された仙石さんだ。「公開すればAPECがダメになる」とビデオの公開を拒んだことも予算委員会で丸山議員に曝露された。

鳩山政権での普天間移設問題での右往左往は日米関係をギクシャクさせ、それが今回の中国の漁船の領海侵犯・衝突事件、中国の恫喝に恐れを成した曖昧な処理、更には中国と結託したロシア大統領の北方領土視察へと日本の「国益」を害する外交が連続して起きた。

今は「政治とカネ」の問題で強制起訴され、国会での喚問を拒否している小沢さんが民主党の代表で、自民党の福田政権と大連立構想を企んで失敗したとき、「民主党はまだ政権を担う能力はない」と発言したことがある。

この時すでに民主党では政権交代の機運が高まっていたときであるが、小沢さんは政権交代を危惧していたことになる。

そして、政権交代後の鳩山政権、菅政権を見ると、小沢さんの心配が現実になったことを痛感する。

難しい外交を強いられているが、「国益」を守ることを最優先に対応をしていかなければならない。そう言う意味では、今回の尖閣ビデオ流出事件は民主党に「NO」を突きつけたことになる。

菅総理は、正式な記者会見で速やかに対応を国民に説明すべきである。
写真左:まず調査をするという国土交通省、海上保安庁
写真右:民主党本部 本当に政権担当能力がある政党なのか

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