2011年1月31日月曜日

民主党よ 党内をクリーンして出直さないか


民主党創設者の一人である鳩山さんが、名古屋の選挙応援での街頭演説で「こんな党を作ったわけではない」と言ったそうだ。稚拙な政権運営、党内抗争そして小沢さんの強制起訴にあたり、国民こそ「こんな民主党に政権を託したわけではない」と言いたいほどだ。

鳩山さんは党内融和を訴えているが,民主党のように多義の主義主張にわたる政治グループが集合したパッチワーク政党では、党内抗争、分裂回避が政局の節目節目に見られる。政権交代の気運が高まってくると弱い団結力ながら一つにまとまり政権交代を果たしたが、人事、政策では主導権争いが絶えない。

その根源が、ハードルの高いマニフェストを具にした小沢vs反小沢の内部対立にある。小沢擁護派は「今こそ小沢さんが必要なのだ」と党内融和の政権運営を訴える。

しかし、その小沢さんもついに1月31日、強制起訴になった。検察に直接起訴されたわけではないので、通常の起訴とは異なり、離党、議員辞職の必要はないと論陣を張る。しかし、検察が不起訴処分にしたときの検察庁内部での特捜検事と最高検の確執をみると、起訴の可能性も十分にあるグレーだったのだ・・勿論今、その石川さんの証言の信憑性に疑問も出てきている。

巨額の土地購入代金を秘書の任せていた小沢さん、親から巨額の政治資金をもらいながら「知らなかった」と言い張り責任回避した鳩山さん。トップ2人がこの調子ではとてもではないが「クリーンな政党」
とは言い難い。

鳩山さんは、自分のことをどう考えているのか。

政策を云々する前に、「クリーンになって出直してこい」と言いたい。

そして党内整合を急ぐべきだ。党内でも政策の不一致が見られ、代表的な問題がマニフェストに対する見解であり取り組みだ。政権を取りたいための詐欺的マニフェストと言われても仕方がない。
写真:小沢さん強制起訴にさいして指定弁護士の記者会見 2011.1.31 テレビ朝日Jチャンネル

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