2011年7月2日土曜日

テレビの情報番組での節電対策に注意






















1日から37年ぶりに節電発令がされた。一般家庭もピーク時間帯における使用最大電力量の15%削減が求められている。テレビの情報番組も節電対策がテーマに専門家を交えて解説している。こういう対策を取ると何%野削減率になると言う内容だ。

一方、孤独な年配者が熱中症で死亡する事例が毎日、どこかで報告されているが、決まってエアコンは動いていなかったというのだ。世の中節電、節電というので、熱中症になって亡くなったと思うと余りにも哀れだ。

情報番組では、家庭での消費電力の一番大きいのはエアコンの53%だという。このエアコンの設定温度を2度あげると20%の削減になり、夏の日中の在宅世帯の平均消費電力を1200W、エアコンの消費電力695Wとすると、10%の削減になる(経済産業省HPより)。

しかし、テレビの情報番組では、設定温度を2度上げると20%削減されることばかり主張しているが、これは電気代のことを考えただけのことで、大切なのは室温である。


新聞でも設定室温を2℃引上げれば電力消費が約10%減るという(読売新聞 2011.7.1)だけで室温には触れていない。

室温についての規制では、労働安全衛生法で事業所室温を17℃以上、28℃以下としている。快適室温も居間では22~25℃という。

改めてどうなっているのか経済産業省の節電対策メニューを見ると、「室温28℃を心がけましょう」と言うし、東電の節電チェックリストでもエアコンは「室温28℃を目安に」と表示されている。

設定温度を上げろと言うと簡単であるが、冷やしすぎないように温度計で室温が28℃付近になるようにエアコンの設定温度を変えていく必要がある。この数日マンションの室温が33℃を越える。扇風機だけでは耐えられず、エアコンの設定温度を24℃に設定すると30℃をやっと切る程度でも楽になる。しかしこれではまずいので28℃設定に変更した。

風速も自動にすれば節約になると言うが、扇風機を使っても室温はあまり下がらずかえって不快になる。「強」にして30℃程度だ。家族が集まると設定温度を下げなければならなくなる。

電球もLEDに交換すれば使用電力は減ると宣伝しているので、家電量販店に言ってみたが結構高い。 しかも色が青白で好きになれず、6灯を半分にした。少し暗い感じがするが、不便さはない。

東電の節電チェックリストで、我が家をチェックしたら20%の節電になった。昨年の我が家の電気使用量を東電に確認したら7月271kWh、8月179kWh、9月297kWhだった。今年はどうなるかだ。

これから暑さが続くが、午後2時ごろをどうやって過ごすか。先日、調べモノがあって図書館に行ったら年配者が多く来て新聞や雑誌を読んでいた。一つの過ごし方だ。



写真上段左:節電対策メニュー 経済産業省HP



写真上段右:節電チェックリスト 東電HPより



写真下段:節電の基礎知識 資源エネルギー庁

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