2011年7月16日土曜日

菅総理! 「即時退陣」こそ最善の実績では



今、最も信頼されていない菅総理に、政策で評価されることなどあり得ない。「即時退陣」こそ最良の実績になるが、これ以上「居座り」を続けると、それも難しい。

何とか実績を残そうと「脱原発」と表明したモノの閣内をはじめ、余りにも大きい反発に、「個人の思い」とトーンダウンし、かえって菅総理の「浅はか」ぶりを露呈させた。

何でこんな政治手法を続けるのか。今回の唐突な「脱原発」表明も、周りの人間が「背景説明が無ければ説得力はない」と忠告したらしいが、菅総理は耳を貸さず、突き進んだようだ。

以前にも言及したが、菅総理の政治手法は、常に新しい課題に飛びつき、「オレがオレが」の独善政治で、結局は国民が大混乱する羽目になる。国民に安心を与える政治ではなく、不安を掻き立てる政治に人気など出るはずがない。

菅総理は、一時外国人献金疑惑で窮地に立っていた。最近の予算委員会でも自民党議員から「献金問題はどうなったのか」「返金したのなら領収書を提示せよ」と迫られたが、政治資金規正法で報告すると言うだけだ。

この疑惑の直後、この大震災が発生した。菅総理は信用挽回が出来るチャンスと思ったのだろうが、原発事故と相まってその処理は能力を超えていた。未曾有の原発事故への政治介入は、かえって被害を拡大する結果になったと疑われている。

「菅降ろし」の手詰まりを見て、その時、その時の局面で「戦術的に勝った」と密かに思っているだろうが、既に信頼を失ってしまっている。メデイアの報じる内閣支持率も16%台だ。9%台までなり、辞任した森内閣に比べれば、まだ高いと見るのだろうか。

「開かれた政治」「わかりやすい政治」を標榜するのであれば、「即時退陣」こそ最良の決断だ。


写真:新たな実績づくりのために発した「脱原発表明」も反発の大きさに驚き、国会で「私の個人的思い」とトーンダウンさせた菅総理 2011.7.16 テレビ朝日 やじうまテレビより

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