2011年8月25日木曜日

民主党議員よ もっと自覚をもてないのか

民主党議員は、もっと自覚を持って自分の信条で行動できないのか。前原本名候補が出馬表明したことで、民主党代表選の争点がはっきりして来つつあると言えそうであるが、メデイアの報道を見る限りでは政権党の党員として総理を選ぶ自覚が全くない。

今、「この国難を挙党一致で乗り切る」と言うが、私達に映る姿は相変わらずの「親小沢vs非小沢」の構図で、国民そっちのけの人事抗争も含めた権力闘争で、小沢さんの復帰の是非が候補者の色分けに使われているほどの体たらくぶりだ。

民主党議員派自身をどう見ているのか。

小沢さんを盛り立てようとする議員は、この国難を乗り切るには小沢さんの指導力、リーダーシップが大事で、異口同音に復権を主張している。小沢さんにとっては、権力の象徴である「数」の増大、政治資金を通して権力を手中に収めることが最大の課題ではないか。

鳩山さんも訳の分らぬ事を言うが、うまく行かなくなると「宇宙人だから」と逃げる。政治理念はありそうだが、菅さんをペテン師と言うほど、自分もペテン師だ。

政局になると、現れては引っかき回す。そんな人間に連んで、どうしようと言うんだ。

世論調査で人気があるとみるや前原さんになびく民主党員も出てくるだろう。選挙の顔としても利用価値は大きいのだ。

しかし、考えてみよ。

有権者は国民全体の代表者として国会議員を選んでいるはずだ。2009年の総選挙では、自民党に変わる新しい「クリーンで開かれた政治」を期待し政権交代にかけた。その当時は騙されたとは思っていないはずだ。

ところが、我々が選んだ代表者が、古い体質の政治をひこずる権力者などに擦り寄って、権力闘争に引き込まれている。

民主党議員の行動基準はいったい何なのだ。まさか親小沢、非小沢ではあるまい。党に残るシガラミに左右されることなく、自らの信条で行動してはどうか。

特に、政権党としての自覚が必要であるが、それなくして国民の信は取り戻せない。

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