2011年9月19日月曜日

民主党小沢グループ:何故群れるのか、しっかりした政策説明を



400人近い民主党議員の中の約120人が小沢グループで最大の勢力を持ち、執行部がどの程度の距離を持つかで、政権の安定に影響する。でもどうしてこれだけの議員が小沢さんに群れるのか。小沢グループの政策について国民にしっかり説明すべきではないのか。

小沢さんの復活を狙って3つのグループを一つにまとめて次の代表選に臨むというが、総理の椅子を狙っているとしても、国民の信を問わず4人目の総理なんて考えられるのか。

その前に大事なことがある。

小沢さんは、常に「国民の生活が第一」、国民と約束した公約は守れと、2009年夏の政権交代時に掲げたマニフェストの順守を訴え、見直しをしようと言う執行部と党内抗争中だ。見直しを前提に3党合意がなさ国会審議が進むかに見えたが、小沢グループの主張は政権の前途多難さを伺わせる。

民主党は、当初からその財源問題が危惧されていたにも関わらず理想的な政策を打ち出し、自民党の政策と差別化を狙った。

しかし、政権に就き財源問題の現実を知るところとなり、且つ自民党など野党の批判に会い、マニフェスト見直し路線に切り替えた。

それでも小沢グループは、理念を守れ、マニフェスト回帰を訴え続ける。野田政権になり党内融和路線で人事面でのグループからの登用を受け、ひとまず様子見の態度を取っているが、何時又紛争の原因になるか分らない。

そこで、国民を説得するためにも、マニフェスト順守のために財源確保をどう考えているのか、マニフェスト推進にどう対応しようとしているのか説明すべきである。

今まで小沢さんは一度も説明を説明したことはない。ただ、側近の山岡さんがテレビ出演時に特別会計などの剰余金から捻出する案を提言したことがあるが、番組のキャスター、出演者は誰もその提言に反応しなかった。

今、小沢さんや小沢グループは主導権争いの権力闘争をやっているとしか国民には見えないのは残念だ。

民主党政権の安定と「国民の生活が第一」の理念を守るためにもしっかりした政策説明をすべきである。

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