2012年3月16日金曜日

頻発する三陸沖地震、千葉県東方沖地震:続く巨大地震の予兆か


14日に発生した三陸沖地震、千葉県
東方沖地震の震源域
2012.3.14フジテレビ NJAPAN
3.11の東日本大震災の震源域周辺で三陸沖地震、千葉県東方沖地震が頻発、次に起きるであろう巨大地震の予兆なのか。3月14日夕方発生した三陸沖地震は久しぶりに津波注意報が出た。到達津波高さは軽微なものから20cmで午後7時過ぎには解除された。その三陸沖地震から3時間後に今度は千葉県東方沖地震が発生した。最近頻発している震源域周辺だ。

午後6時半ごろテレビでニュースを見ようとスウィッチを入れたらニュース画面に、津波注意報が出ている北海道、東北地方の海岸に黄色のついた画面が表示されていた。震源が表示されていなかったので詳しいことは理解できなかった。

気象庁地震情報では、午後6時9分発生の三陸沖地震は、北緯40.7度、東経145.2度、えりも岬南東約210㎞、震源深さは10km、M6.8.釧路で震度4、久しぶりの津波警報が発令され、テレビ・ニュースでは、宮古市で2600人が高台へ避難し、漁船は沖へと港を離れていった。車を運転していた人はフワフワ浮いているようで、左右に振られたと経験談を話していた。

14日 三陸沖地震地震情報
気象庁地震情報より
地震の規模の割には津波の規模は小さかった。 この三陸沖地震は次に起きる巨大地震が考えられる震源域で、3.11の東日本大震災で割れ残った震源域でもあるし、過去には明治三陸沖地震、昭和三陸沖地震も発生している。付近の日本海溝を挟んで危険な場所だ。

地図上で具体的にどんな震源かを知るのは大変だが、丁度14日のフジテレビ NJAPANで震源域を図示したニュースの解説があった。この図の正確さはわからないが、日本海溝北部から千島海溝にかけては割れ残りもあって巨大地震の発生を予測する地震学者もいる。

また、日本海溝を挟んで、3.11の東日本大震災震源域の反対側にこれも巨大地震である「アウターライズ地震」の発生の可能性がある震源域があり、その北べりでもありそうだ。3.11の本震発生当日に宮城県沖の日本海溝の外側でM7.5のアウターライズ地震と考えられる地震が発生しており、これから起こるであろうアウターライズ地震の前震ではないかと推定されている。

14日 千葉県東方沖地震情報
気象庁地震情報より
14日の夜9時過ぎに起きた地震は、私の住んでいる大田区でも揺れた。テレビで緊急地震情報が流れると同時に揺れが来たが、数十秒でおさまった。

気象庁の地震情報では、21時05分、千葉県東方沖で北緯35.8度、東経141.1度、深さは10㎞で規模はM6.1。神栖市、銚子市で震度5強、日立市震度5弱、水戸市震度4などを記録した。頻発している千葉県東方沖地震だ。

同じ場所で16分にM3.1、銚子市で震度1、海面変動が続くという。更に25分、27分にもM3.7が続き14日中に12回、日が変わっても続いた。

この付近も1月23日の福島県沖地震、2月29日、3月10日の茨城県北部地震とともに千葉県東方沖地震は3.11の東日本大震災の余震とも言われ、割れ残っている震源域とみられている。

3.11の巨大地震の発生で地殻にかかる力も変わり、東西に押される力から現在は引っ張る力に変わったそうだ。

首都圏に近いこともあって、首都直下型地震との関連が常に話題になるが、関連はなさそうだが発生のリスクは高まっているという見方が大半だ。しかし長周期地震動は、日本各地で発生した地震が首都圏を襲うのだ。

今、東北の被災地で復興に関連して問題が顕在化しているが、これはそのまま首都直下型地震、東海、東南海、南海、日向灘連動巨大地震時にも同じことがいえるのだ。否、それ以上に大きな問題になるかもしれない。

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