2012年6月26日火曜日

消費税増税法案採決:363:96大差で可決、連立政権の始まりか


衆議院での投票
NHK国会中継 2012.6.26

明鏡止水の心境を披露した野田総理であるが、消費税増税採決は賛成363、反対96(うち民主57)、棄権・欠席16の大差で予想通り可決した。連立政権がすでに始まっている感じだ。採決前に集まった小沢元グループ議員が42人ということだったので反対57人は総理サイドにとってはショックだったろうが、小沢元代表サイドは、まあまあの結果だったのだろう。

それにしても棄権・欠席16人だったが、どうして正々堂々と意思表示できないのだろうか。造反者の処分を考えて重い処分を避けるための手段なのか。野田総理は後の記者会見で造反者を厳正に処分することを表明していた。

また、この増税は政権の命取りになる重要なテーマであるが大差で可決されたことは、すでに連立政権が始まっていることか。

それにしてもどうして野田総理サイドより反対した小沢元代表サイドの方がメデイアで目立つのか。メデイアは小沢新党結成に注目する。総理サイドよりもこっちの方がニュース性がある。

でも小沢元代表は、「原点に戻れ」という意味の働きかけをするというが、新党構想には含みを持たせる。

野田総理サイドも小沢元代表サイドも、先のことは不透明ということなのだろう。

一方、3党合意を主導した自民党の谷垣総裁も早期解散・総選挙への道筋が建てられないのではないだろうか。内閣不信任決議案をいつ提出するか。

延長国会の会期末頃には野田総理は民主党代表選、谷垣総裁も自民党総裁選での自らの立場が鮮明になっているだろう。

混とんとしてきた政局にあって、政治評論家が情報番組で重宝される事態が続くだろう。

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