2012年7月10日火曜日

7月10日長野県北部で連続地震M5、最大震度5弱


NHK地震情報 2012.7.10

10日午後1時前、テレビで地震情報が流れた。すぐNHKにチャンネルを切り替えると、確か上越地方で震度5弱と出たと思う。少しして震源地は長野県北部でM5、震度5弱が中野市木島平村、震度4が長野市、飯山市、上越市は震度4を記録、愛知県、静岡県、山梨県などで震度1、広域で揺れた。

震源は北緯36.8度、東経138.4度で地図から見ると飯山市、中野市木島平で深さは20㎞、ところが初回の1249分に続き1252分と続けて揺れている。

この辺は連続で揺れることがあるようだ。2010103日にも上越地方で連続地震 最大震度4という記事がある。M3~4の地震が計3回発生したのだ(2010.10.3 毎日jp)。今回も1249分に最大のM5があって15時過ぎまでM2.5~3.5が12回も発生している。

この長野県北部地震の震源域は、糸魚川―静岡構造線と柏崎―千葉構造線に囲まれたフォッサマグナの中にあり、3.11東日本大震災の翌日に巨大地震が発生し大きな被害を出した栄村も20km離れているだけだ。とはいっても20kmも離れていると被害も変わってくる。

30年以内に大地震が起きる確率
今回発生した地震の震源域もすでに
知られている活断層のようだ
朝日新聞 2012.1.17
この辺の活断層はどうだったのか。「30年以内に大地震が起きる確率(朝日新聞
2012.1.17)」を見ると図示されているので明らかになっている活断層が通っている地域だ。

新潟県、長野県のこのあたりは、糸魚川ー静岡構造線、それから北海道方面に伸びる日本海東縁変動帯があり、柏崎―千葉構造線で活断層も分かっている。巨大地震の発生を予知している研究者がいるかどうか。

琉球大学名誉教授の木村政昭先生が、新潟内陸に空白域があるという。ここでは1751年にM7.4が発生していると指摘している(これから注意すべき地震噴火 青春出版社 2000211月)。

最近では、大気中のイオン濃度変化に着目している神奈川工科大学の矢田准教授が、最も不穏な動きを続けているのが信越地方だという。ここでは3.11の前に1cc6万個計測されたイオンの数に迫る勢いで、現在5万個前後を記録し続けており、東日本大震災に近い規模の発生を予測している(週刊女性 2012.7.10)。
この程度で予知に成功したとは思わないだろうが、3日には東京湾を震源とするM5.2が発生し、元禄型関東地震の震源域の近くということでいろんな憶測が飛んでいる。

気象庁地震情報
3時間の間に12回も揺れている
2012.7.10
本当に危惧されている巨大地震が発生したらどうなるのか。大震災は繰り返し、それぞれ発生間隔があり予測もされているが、3.11の東日本大震災での変動でいつ起きても不思議ではない状態なのだ。

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