2012年9月11日火曜日

民主党代表選共同記者会見:総理の座にこだわり、冷徹さをさらす野田総理か


民主党代表選での共同記者会見の記事を見ていて、総理の座に拘り、冷徹さをさらけ出す野田総理の姿が見えてきた。社会保障と税の一体改革では分裂、党内には未だ造反者を抱え、傷跡は残っているというが、党再生、日本再生のためには中途半端に政権を投げ出せないと自らの続投を正当化してみせる。

対立候補が3人おり、分裂を招いた責任をとるのが政治文化と追及され党再生を目論むも、未だ野田総理から改善策が示されてはいない。細野さんの出馬意向には徹底して潰しにかかったという。閣僚を辞任してけじめをつけろという城島国対委員長の発言には、執行部としての嫌悪がありありだった。

党再生など、今の野田執行部では無理なのだ。

「近いうち」解散では、常に「それ以上でも、それ以下でもない」と珍答弁するが、勝手に誤解した谷垣総裁は自民党総裁選から脱落した。側近連中が判断を誤らせる情報を自民党に送ったのだろう。

政治生命をかけると言わしめた社会保障と税の一体改革、消費税増税は成立したが、増税にGO 判断を下す条件に経済再生がある。1年以内にデフレ脱却、2年以内に競争力回復を謳うが、今までできなかったことがどういう政策で実現するというのか。

何時も言うことは日銀との協調であるが、日銀は金融緩和に過剰な期待はできないと言い、政府の規制緩和、企業の投資意欲を刺激する政策が必要だというのだ。お互いに頼りあっていては何もしないのと同じではないのか。

消費税増税が2009年のマニフェストになかったことに党内外の批判が集中するが、野田総理はいつも「おわびする」というだけで、誰も許す気配はない。

おまけに、次期衆院選のマニフェストのたたき台と言われる民主党・改革続行宣言には、消費税増税の記述はない。野田総理も「増税前に国民の信を問う」と公言していたが、次の総選挙で信を問わなければならないのではないか。

だとすると、マニフェストへの消費税増税隠しはいただけない。記述しないのであれば、民主党は消費税増税を回避したと思われても仕方ないのではないか。

民主党内の更なる分裂を回避しようとする執行部と政権内に考え方の違いがあるのではないか。

政権政党内での混乱は野党での混乱とは大違いで、国民生活に大きく影響する。安定のためには、分裂の責任をどうとるのか。野田総理ははっきりさせるべきではないか。

政権政党の分裂をも物ともせず、難題政策に「決められる政治」を推し進めようとする野田総理を支持する国民がどのくらいいるのか。内閣支持率を上げられる政策があるのか。

勿論国民に不人気な政策も必要であることはわかるが、野田総理がよく口にする「丁寧な説明」がされているとは思えないし、国会審議でもはぐらかしの答弁が目立つ。

そして、国会運営に支障きたすであろう参院での問責決議にどう対応していくのか。何ら国民に説明していない。

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