2012年12月15日土曜日

安倍総裁、麻生さん、秋葉原で政権奪還の最後の訴え

安倍総裁、麻生さんの街頭演説
2012.12.15 JR秋葉原駅

自民党・安倍総裁、麻生・元総理大臣が15日、JR秋葉原駅前で政権奪還に向け最後の訴えをした。自民党東京1区の候補者の応援演説だったが、会場には日の丸の旗がたなびき、上空には取材のヘリコプターが旋回していた。女性の声で「責任政党として立て直していく、安定した政治を取り戻す。新生自民党に期待を」と繰り返していた。

安倍さん、麻生さんが街宣車の上に上がると、一段と大きな拍手があがった。

最初に麻生さんが、3年3ヶ月前に総裁として不徳の惨敗をした。申し訳ない。苦節3年、安倍新総裁で政権奪還、交代するために戦っている。自民党は政権交代を手段として考えているが、民主党は目的としたために失敗した。

まず景気対策をやらなければならない。20年間不況・・デフレ不況という未経験の中で物価が下がれば、生産者やスーパーの売り上げは落ち、家計は細る。そのために(自民党は)日銀による金融緩和、財政出動、経済成長をし繊維、鉄鋼、造船などが世界一になった。

これからは政治力がいる。自民党は新人を選んだ(東京1区の候補者のことを言っているのか)。(議席を)与えてください。一緒にやっていく。それが自民党だと自民党の新人候補者の支援をうったえた。

日の丸も立つ会場
会場には「麻生」コールが起きた。やっぱり麻生さんは秋葉原では絶大な人気だ。

次に安倍総裁がマイクを握った。

9月の自民党総裁選では麻生さんとこの秋葉原からスタートし、総裁になった。新し日本の力をもらった。過去の自民党とは違う。3年前敗北し、かっての自民党とは違う。政策、候補者をそろえた。

経済政策では、リーマンショック後、麻生さんは良く対応した。しかし、民主党ではデフレ、円高が続く。

次元の違う強力な経済政策、成長政策、金融政策が必要で、2%を掲げたら批判されたが、民主党ではデフレ脱却は出来ていないではないか。

公共事業をやっていくというとバラマキと批判されるが、そういうレッテルを貼るのは止めよう。民主党はどうやって民間投資、雇用の創出を導こうとしているのか。自民党は3年前とは違う。新しい分野で経済成長、雇用を掘り起こす。

いじめはどうなったか。7万件から14万件に増えた。安倍政権の時に調査してうまくいっていることを取り入れて格差の是正をしようとしたが、日教組が反対し、民主党が止めた。輿石幹事長は日教組出身だ。日本の子供たちを任せられない。政権を奪還し、正しい行い、正義とは何かを教えていく。

尖閣諸島の領海、領空に中国が侵入しているが、自民党政権の時はなかった。

藤村官房長官は(北ミサイルで)「早く打ち上げれば良い」と言い、「早く打ち上げろと言ったから打ち上げた」と言われても仕方ない。

自民党はいち早く経済制裁を打ち出し、関係国も準じた。「決断、決断」というのであれば、官房長官を辞めさせるべきだ。

仙石さんも(中国船の)船長を釈放し、(その)責任を検察庁におしつけた。(国民の)生命、安全を守るのは総理の仕事ではないのか。そして自衛隊を暴力装置と言った。

枝野さんは、スピーデイーのデータを隠した。

(官房長官のしたことを考えると)スリー・アウトチェンジだ。

外交も敗北だ。状況を変えていかなければならない。日米同盟関係を取り戻し、美しい領海を守っていく。海上保安庁を強化し、強い意思を示す。

私たちは必ず立ち上がっていく。3年3ヶ月の混乱に終止符を打ち、一緒に戦っていこう。誇りの持てる日本を取り戻そうと訴えた。

安倍さんも麻生さんも、3年前の自民党とは違うことを強調し支援を訴えた。

上空には取材用のヘリコプターが
2機旋回していた
会場は驚く程の熱気だった。新聞の選挙情報分析も圧倒的に自民党優勢だが、またまたの雪崩的は政権交代に一抹の不安を感じる。

チョット気になったことがある。公明党の議員が応援演説を始めたとき、会場から執拗に「帰れ」コールが沸き起こった。選挙後の公明党との連立を嫌っているのか、単独過半数も可能なので、公明党の票は必要ないと考えているのだろうか。

0 件のコメント: