2013年4月15日月曜日

13日淡路島地震(M6.0)の正体?:余震、割れ残り、予測なし地震、巨大地震の前兆

気象庁の「最新の地震活動状況(速報)に東海ー東南海ー
南海地震の3連動地震の震源域を書き込んだ。
域内には小規模の地震が見られるが、周辺部ではより
規模の大きい地震が見られる

13日の淡路島地震M6.0の正体? 日本は、地震が多発した9世紀に似た活動期に入り地震が頻発しているが、その正体は巨大地震の余震か、割れ残った部分が動いたのか、あるいは専門家も予測していなかった震源域の地震か、はたまた次に起こるであろう巨大地震の前兆なのか。

何時起きても不思議ではない巨大地震の来襲におびえる国民にとっては、震度の高い地震発生は何かと気にかかる。

地震学者はと言うと、相模トラフ、南海トラフ、首都圏直下型地震など気になる巨大地震の指摘はするが、実際に起こった規模の大きい地震の正体については、いつも後出しジャンケンの嫌いがある。つまり、「そういえばここに、こんな断層があって、それが動いたのだ」という調子だ。

日本列島至る所に割れ目があり、予知など期待出来ないが、それにしても予測できない「未知の活断層」が多い。

4月13日早朝の淡路島付近を震源とするM6,震度6弱の地震の緊急地震速報を聞き、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)が頭をよぎった。

阪神大震災の余震か、歪みがたまって割れ残った部分が動いたのか。地震調査委員会の専門家は余震分布から判断して南北10kmに長さの未知の活断層というが、一方で付近の六甲・淡路島断層帯には存在が指摘されている活断層が多数存在している。

当然のことだが、3連動地震への前兆ではないかと関連が指摘されたが、現時点では分からないという。

当然だろう。気象庁の「最新の地震活動状況(速報)2013/4/13~2013/4/14」に、東海―東南海―南海地震の3連動地震の震源域を書き込んでみると、震源域内では小さい規模、境界面ではもうすこし大きい規模の揺れが見られる。

これだけでは素人が見たって関連は分からない。

気象庁や公的機関、調査委員会に属する地震学者は比較的慎重な意見であるが、自由に発言できる地震学者は「積極的」に関連を指摘し、警戒すべきだという。

やはり、ここは警戒すべきなのだろう。

3.11東北地方太平洋沖地震以来、日本中の地殻に歪みの異常が発生している。GPSでは、銚子は東に50cm動き、更に10cm隆起しているとも言う。名大は3.11以降内陸型地震の発生確率が高まった地域の予想を発表している。

また、地震学者によって空白域も警告されている。

一時、東北地方太平洋沖地震を宮城県沖地震ではないかと考えられていたが、震源域が予測と違った。宮城県沖地震はまだ発生していないのだ。

アウターライズ地震も巨大津波を伴う地震なので警戒されている。ただ、明日起きるか、5年先か、10年先かは分からない。それまで東電・福島第一原発の事故対策がどの程度終わっているかが重大な関心事である。それなのに、汚染水漏れ、汚染水削減がうまくいっていないことに不安が増す。

房総はるか沖地震の震源域は空白域だ。千葉県東方沖、茨城県沖地震など頻発している地震だが、どういう関連があるのか。

相模トラフ、南海トラフ関連の巨大地震は、富士山噴火という連動大災害を発生させる。

立川断層などを含む首都直下型地震、東海―東南海―南海3連動地震に日向灘を含めた4連動、更に南海トラフ寄りを含めた5連動と巨大地震へエスカレートするばかりだ。

その一方で、地震予知は期待出来ない。「何時」「どこで」「規模は」まで要求される地震予知は恐らく無理だろう。

今の地震学者は検証作業が得意だ。地震発生後その周辺の解析で「予兆はあった」という研究報告は聞くが、民間研究者を含めた予知はことごとく失敗している。「異常値は観測できるが、どんな数値になれば発生するのか」までは分からないのだ。

地震学者は「警戒を怠るな」という。これだけは確かだ。

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