2013年4月26日金曜日

JT最高益でも、「たばこ吸殻ポイ捨て」で心地よい街づくりできず

マナー向上
日本たばこ産業HPより

JT最高益でも、たばこの吸い殻ポイ捨てで街中は環境悪化、心地よい街作りなどほど遠い。火が付いたままのたばこの吸い殻が風に吹かれて道路際をコロコロ転がる目を背けたくなる光景を見たことがあるか。私の住んでいる東京。大田区でも人が住んでいない空き家も多く、家の前を掃除していないので枯れ葉やゴミがたまっている箇所がある。

放っておけば、フィルターの部分が焦げて消えるか、家屋火災の原因にもなるだろう。私の住んでいるマンションの周りも例外ではない。

フィルター部分まで焦げて消えた吸い殻、マンションの植え込みに投げ込まれた火の付いたままの吸い殻が後をたたない。住環境悪化のままでは困るので朝、晩、管理人の来ない日曜、祭日は近辺も含めて掃除することにしている。

讀賣新聞(2013.4.26)でJT(日本たばこ産業)が、2013年3月期連結決算で売上高前期比4.2%増の2丁1201億円、営業利益も15.9%増の5323億円だという記事が目についた。

海外の販売が好調だったと言うが、JTはたばこの吸い殻ポイ捨てによる住環境悪化、たばこによる火災の上に立って儲けを出しているのか。火災の出火原因はたばこが12.4%と、「こんろ」に次ぐ第2位だ。

勿論、マナー向上の呼びかけをやっているのは分かっている。

捨てない気持ちを育てる市民参加型の清掃活動もやっている。でも、実際にポイ捨てをやっている連中は、そんな活動には参加しないだろう。

「捨てる者がいれば、掃除する者がいる」、そんなことで解決できる問題ではなさそうだ。「自分の捨てた吸い殻が掃除されている」ことに感ずる者はポイ捨てなどしないはずだ。

その掃除をする人も減ってきた。

駐車場やアパート、倉庫の周り、一戸建てでも年配者いない家、そして高級住宅だが掃除は業者に委託している家は吸い殻のポイ捨て、ゴミが散らかっている。また店先を掃除しない商売人も商店街に目立つのだ。東急池上線沿線も吸い殻がたまっているし、掃除する人もいない。
携帯灰皿(400円~数千円)もあるようだが、持っている人を見たことがない。

東京・大田区でも清潔な街作りの条例があり、たばこのポイ捨て、空き缶などのポイ捨て
を禁止しているが、効果の程はどうなのか。

JTは収益を上げているのであれば、地元自治体、自治会組織に清掃を委託することをやっ
ても良いのではないか。清掃範囲を決めて、わずかでも報酬を活動費として自治会に支払
うことも考えても良いのではないか。

JTは「吸う人も、吸わない人も 心地よい世の中へ」というが、責任感が希薄ではないの
か。

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