2013年7月11日木曜日

参院選、選ぶ政党は

参院選、どの政党を選ぶか。ますます1強8弱の様相を呈してきた。自民党の圧倒的強さに、もう諦めた有権者も入るのではないか。テレビ各社の報道番組「9党党首討論」では、各党の主張点をフリップに書かせたりして討論に入っていく。

各党首の主張を挙げてみる。

自民党は、安倍さんが自らのアベノミクスの成果を説く。経済成長は-3.5%から+4.1%に転じた。税収も1.3兆円増加、年金運用も株高で11兆円にもなったと最近の経済好転を主張し、「実感をその手に」と支持を訴える・

民主党は、海江田さんが自民党政権の暴走にストップをかけ、賃金格差の是正を訴える。野党第1党としての立場を確保したいようだが、劣勢は否めない。

日本維新の会の橋下さんは、株価も上がり日本経済も回復してきた。既得権打破で競争力を高めるという。

公明党の山口さんは、国民目線に立ち、安定を勝ち取る。これが公明党の役目だという。自民党の一人勝ちに埋もれ気味の公明党だが、政権与党としての役目を訴えたいようだ。

みんなの党の渡辺さんは、闘う改革で名目4%成長を目指し、成長果実をみんなで分けると主張する。ここがわが国のデフレ脱却に大事な点なのだ。

生活の党の小沢さんは、格差が目立つが「いのち」「くらし」「地域」を守る。政治、行政、経済で大改革をすると訴える。民主党マニフェストに似た項目を挙げるが、すでに過去の人との評価を勝ち取ってしまった。

日本共産党の志位さんは、「ねじれ国会解消」というが、ねじれているのは国民と自民党の間ではないかと指摘し、「国民の声で動く新しい政治」を提案する。

社民党の福島さんは、強い国より、やさしい社会の構築を訴え、賃上げで景気回復を主張する。自民党の憲法改正、国防軍構想に反対しているのだ。

みどりの党は若者や女性の幸せを重点に、健やかな日本を取り戻すと言い、260兆円(企業の内部留保)を現場に配れと主張する。

日本のデフレは「雇用化、賃金か」と聞かれ賃上の低下を選んだ結果、雇用システムは崩壊し、デフレとなった。デフレ脱却は「所得の再分配」が必要だが、安倍総理の「アベノミクス」には欠けている。

みんなの党、社民党、みどりの党が、所得の再分配に言及したが、やっぱりここは自民党が提案しなければ、脱デフレもうまくいかず、「アベノミクス」は従来の経済政策と変わりはないのだ。

それでも何故か、選挙前の予想では自民党が強い。自民党幹部は「締め付け」に躍起だ。一方の野党は獲得議席数はシングルだ。むしろ責任問題に発展する可能性も出てきて、「1議席でも多く」の発言が多い。

すでに負け戦なのだ。

ところで、街頭演説で民主党の海江田さんが面白い演説をしたそうだ。

読売新聞(2013.7.11)によると、デフレはお年寄りにとっては居心地がいい。モノの値段が下がり、年金をある程度持ったお年寄りは歓迎すべきだ」という内容らしい。

デフレ脱却は民主党政権時でも重要な課題であったが、日銀との調整がうまくいかず、末期まで手の打ちようがなかった。

ところが、アベノミクス、日銀の異次元の金融緩和で円安、株高基調に転じ、食料、電気代などの値上がり、市場にあふれたカネでバブルを呈してきた。これを「アベノミクスの副作用」として訴えるためにデフレ擁護の発言になったのだろう。

投票まで後10日、近くで街頭演説があれば聞きに行こうと思うが、難しい選択になりそうだ。

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