2013年8月7日水曜日

民主党・海江田さん 何故代表に執着か、展望でも開けるのか

民主党の海江田さん 何故代表の座に執着するのか、代表の座にいることにより新しい展望でも開ける可能性があるのか。衆院選、都議選、参院選での惨敗の尾を引いて党内は選挙戦の総括もできず、混乱を繰り返しているように見える。6日の民主党参院での会長選を見ても33vs24で労組系出身の郡司さんが選ばれたことは、党内の労組系vs非労組系の主導権争いも垣間見えてくる。

海江田さんは衆院選敗退後の代表選で、なり手がいなかったことで自ら立候補し、党を立て直し選挙に勝つことを誓ったはずだ。選挙に負ければ辞任して責任をとる意向でもあったと記憶している。

しかし、都議選に負けると参院選も一体で考えているとして責任を取るのを先送りした。

そして、参院選での惨敗でも「改革道半ば」と言って国会議員だけの総会で続投を主張し支持を得た。これが今までの経過だと思う。

でも、党内、地方議員には立て直しのための代表選を求めるものが多く、今署名活動をやっているというし、党員の意見を聞く全国行脚も県連の賛同が得られず、形式を変えての会合になっているようだ。

度重なる「代表選開催要求」にも、「自分の信任も含めて代表選はやらない」と頑なに拒否する姿に何を考えているのか理解できない。

党内の主導権争い、次代を担うはずの前原、岡田、板野、野田さんらの動きも鈍い。民主党凋落の戦犯である上に参院選で地元選出の候補者の落選したために謹慎しているのか。

民主党内には、地方議員、サポーターと国会議員の間に大きな乖離があるのではないか。

組織の弱さを露呈した民主党は地方議員、サポーターの役割が重要になってくる。

ここは、国会議員、地方議員、サポーターを含めて「立て直し代表選」を実施して出直すべきではないか。それが一番しっくりする対策ではないか。

労組系、非労組系の違いも大きい。

旧社会党系、旧民社党系と旧自民系で分裂、解体するのも一つの手だ。集団的自衛権、憲法改正では一つになる可能性はないのだから、分裂すればいい。

すっきりした形で出直し、野党再編に取り組むべきだ。混沌とした今の民主党では、再編に向け誰も相手にしてくれない。

そのためにも、海江田さんは代表に固執してはならない。海江田さんで新しい展望が開けるとは
思えないからだ。

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