2013年10月17日木曜日

政党支持1%の日本維新の会:自民党路線+大阪都構想では先細りしかない?

政党支持率1%の日本維新の会があえいでいる。自民党路線+大阪都構想だけでは先細りで、政党支持率0%も目前だ。一時は10%近くまであった政党支持率も最近は1%で伸び悩んでいる。旧太陽の党との合流は旧自民党を思わせる。目玉政策である大阪都構想も大阪を除いて、日本全体からすれば興味をそそらない。

橋下共同代表の発言、振る舞いがイメージダウンのナイマス効果になっているのは確かだし、最近は、石原共同代表も大阪都に難色を示し始めた。堺市長選に負けて実現の可能性が遠のいたためか。これでは維新の会の主要政策を批判することであるし、支持が落ちるのも当然だ。

そもそも、橋下さんは憲法改正を含め、安倍さんと考えが同じだった。一時は安倍さんを維新の会の代表に担ごうとしたほどだ。

橋下さんにしてみれば、安倍さんが自民党総裁→総理になったことが誤算だったかもしれない。自民党総裁が安倍さん以外で維新の会代表が安倍さんだったら、今のように自民党補完政党と揶揄されなくて良かったかもしれない。

それが安倍さんが総理になったために、自民党との政策の違いを出しにくくなった。自民党も維新の会に付かず離れずの巧妙な作戦をとっている。

更に旧太陽の党と合流したために、旧自民党色が強くなった。テレビの政治討論で片山さんが出てくると旧自民党を彷彿させる。

また、大阪都構想の是非を巡っての堺市長選に惨敗したことも求心力を失うことになったし、そもそも兵庫県知事など近県の首長としっくりいっていないことにも不安がある。

日本維新の会の残る道は、地方政党に戻り地道に地方政治の改革に取り組むべきではないか。

政界再編も、みんなの党の渡辺さんの「政党ブロック」構想と橋下さんの「解党→再編」構想では水と油だ。渡辺さんは再編派をパージしている。過去には街宣車の上で耳打ちしながら固い握手をやっていたが今は犬猿の仲だ。渡辺さんは「みんなの党」がなくなり代表を降りることに危機感をもっているのではないか。どうしても最後は自分が大将でないとダメなのだ。

民主党も民主党を主体にした再編を狙っている。生活の党の小沢さんとも距離を保とうとしている。今、落ちぶれた民主党と組もうとする政党があるのか。

日本維新の会の残された道は、解党し旧自民党色を除いて再出発すべきではないのか。








0 件のコメント: