2013年10月26日土曜日

情報、報道番組苦難の時代か:潮時がささやかれる高額ギャラのメイン・キャスター

似たような番組が乱立する中で視聴率の低迷、テレビ局の経営難から高額ギャラのメインキャスターの潮時がささやかれる情報番組、報道番組の苦難の時代に入った。

みのもんたさんの子息の不祥事でその去就が注目されていたが「みのもんたの朝ズバッ」「みのもんたのサタデーずばっと」を降板すると言う。当初は「30歳を超える息子のやったこと」と安易に考えていたようだが、状況は厳しかったようだ。

マスコミで生きながらマスコミ対策を誤ったとも言える。

有名人の子息の薬物の不祥事事件を厳しく追及していたが、自分の息子の不祥事ではマスコミから逃げ回っている姿は、とてもキャスターの資格はない。非難された有名人の方がよほどキッチリ記者会見して対応していた。

読売テレビの報道番組に出ていたキャスターもヨットによる太平洋横断を企てたが、途中でヨットにトラブルが生じて自衛隊の救難機に救助される羽目になった。このキャスターも自己責任、税金の無駄遣いを厳しく追及していたが自分のことになると歯切れの悪い対応だったが、早々と復帰した。

2人共に他人のことは厳しく批判しても、自分のことになると駄目でキャスターの資格に疑問符が付く。

一方で、30数年「笑っていいとも」を支えてきたタモリさんが降板することになった。視聴率の低迷、高額ギャラも障害になっていたのだろう。

みのもんたさんと共に1回で200万円、年間5億円という高額ギャラも明るみになった。

メデイアでは、他に小倉さん、古館さん、安藤さん,小谷さんなどの去就もささやかれている。経費削減、人心一新で番組の改変をテレビ局は狙っているというのだ。

この種の番組は改編時期になると話題になる。NHKの出身者を使ったり、ミニスカで脚線美をアピールしたりする。カメラが女性キャスターのテーブルの下を低アングルで映す画面に何の意味があるのか。

考えてみれば、人気をとろうとする余り、自ら番組を低俗化しているのではないか。

そしてキャスター自身が自らの評価を落とす結果になっている。

視聴率が上がらない理由は何か。

似たような番組内容で、キャスターが誰であれコメントも似たり寄ったり。共演者、コメンテーターに話を振るが、これが又似たような人物で新鮮味がない。

時々特集を組んで見せ場を作るが、人員不足、経費の面もあってか、いつもというわけにはいかない。

みのもんたさんが自粛している間、局アナで埋めていっても視聴率は変わらないところを見ると高額ギャラは無駄遣いになるのだろう。

こう高額ギャラのキャスターに頼らず、局アナでしっかりした番組を作っていった方が良いのではないか。

報道番組でも結局はNHKにチャンネルを回す。理由は番組の内容の信頼性であって、決してキャスターの問題ではないのだ。

今のテレビ番組を見ていて疑問が出てくる。

民放では女子アナのタレント化が目立つが、何か間違っていないかと思う。タレントとどんちゃん騒ぎする番組にどういう意味があるのか。

番組を提供する企業にも問題はないか。昔は1社で提供していたが、今は数社の共同提供だ。社会的責任も希薄になっていないか。


寝る前に今日のニュースをまとめて見ようと、報道ステーション、ニュースゼロ、NEWS23,WBS, ニュースJAPANにチャンネルを切り替えながら見ている。テレビ東京のWBSにはひと味違った内容があるが他はどれも同じだ。

違いを求めるのが無理な話かもしれない。



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