2013年11月30日土曜日

第43回東京モーターショー:私の視点は「軽自動車」+「カブリオーレ」だ

ホンダ S660
開場前に見学者で混雑する会場
2013.11.29
29日、東京ビッグサイトで開催の第43回東京モーターショーに行ってきた。今回の私の視点は「軽自動車」「カブリオーレ」だ。年配になると、家族で遠出の機会はなくなり大きな車は必要なくなった。経費の安い軽には興味があるし、なんと言っても開放感のあるカブリオーレは一度乗ってみたいと考えている。高齢化社会に向け軽自動車+カリブオーレの時代だ。

以前、著名な自動車評論家が、「年配者にはカブリオーレを勧めます」とコメントしていたことが忘れられないのだ。 

ダイハツの代理店でKOPENが展示されているので見に行ったが、2人乗りで運転席が狭そうに見えた。日産のデイ―ラーでルノーのカブリオーレに試乗したが4人乗りでも後部座席はチョット狭い。裕次郎さんが西部警察でやっていたような飛び乗りなど出来ない。

オープンカーだから車内が丸見えだ。今年の夏、面白い場面に出くわした。真夏で結構暑かった。安中バイパスの合流点で私の車の前に外車(車名は忘れた)のカブリオーレが入ってきた。信号で止まると年配の男性が帽子を取って必死で頭や顔の汗を拭いている。助手席の奥さんが、冷えた(?)タオルを差し出している。

相当暑い日だったと思うが、「エアコンは付いていないのか?」と家内と笑いあった。

服装には気を遣う。かえって年配者には良いのではないか。だらしない服装よりきちっとするのだから認知症の予防にもなる。これも以前に朝日新聞の投書欄に載っていた記事だが、オープンカーを買った奥様の投書だ。車が来てご主人の最初の仕事はデパートへ服を買いに行ったことだという。何となく分かる気がする。

群馬に住んでいたときは、軽が目についた。勿論農作業、趣味には軽トラは欠かせないが、年配者や若者夫婦の利用も増えてきた。近場での利用は軽で十分であるが、性能も上がり、40年ほど前は高速道では軽が珍しかったが、今はビュンビュン走っている。

軽だと高速道も本線を走り「スピードも出さないのではないか」と、山陽自動車道でトンネルの手前での速度制限に違反して免停処分を受けた私を見て家内が笑う。高速道での本線の走行はメリットもある。混んでくると追い越し車線側から渋滞が始まり、本線走行の方が早く目的地に着くことは実験で証明されているのだ。

あらゆる面で、「軽」「カブリオーレ」は効用がありそうだ。
モーターショウ-の展示場に入ってみた。

BMW カブリオーレ
やっぱり外車のカブリオーレは、外観、内装もすばらしい。一度は乗ってみたいと思うが、こんなに豪華だとかえって乗りにくい。

目をひいたのは、ホンダの「S660」だ。コンセプトカーだったが、見学者でごった返していた。若者が多い。

ダイハツ コペン
ダイハツ「コペン」の後継車も外装の着せ替えが可能という。

ITS東京会議2013でも運転支援システムの展示が多かったが、モーターショーでもスバル・LEVORGでアイサイトが紹介されていた。ステレオカメラ採用で人間の目と同じように車、歩行者を早く、広く認識できる運転支援システムだという。





日産 Autonomous Drive
トヨタ、日産は高速道を自動運転の
デモンストレーションをやっている
2020年までには実用化という
日産も「Autonomous Drive」でアラウンドビューモニター、エマ-ゼンシーブレーキで自動運転を可能にした。2020年までに実用化するという。高齢者、身障者に良いニュースだが、そこまでして車に乗りたいのかという思いもしてくる。

水素燃料電池車の展示もあった。3分で水素を充填でき、一回の充填で500km程走れ、レギュラーガソリンと同程度の燃費を狙っているという。車体価格は少し高めで500万円と言うところか。まだ具体的なことは決まっていないようだ。

VOXYがウェルキャブを参考出展していた。車いすに乗った年輩の男性と、その奥様が興味を示していた。今、介護施設などで採用されているが、個人でも必要になってくるだろう。


高齢化社会に向け、「軽自動車」+「カブリオーレ」の時代が来ているのだ。

スバル アイサイト
ステレオカメラで人間の目と同じように
車や人間を認識できるという

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