2013年12月5日木曜日

特定秘密保護法案、強行採決?:安倍総理! 驕りは凋落の始まりだ

明日の会期末を控え、安倍自民党は特定秘密保護法案を強行採決する構えだが、政権の驕りは凋落の始まりだ。特定秘密保護法案の国会審議を聞いていても泥縄式の第三者機関が自民、公明、みんな、維新の会の実務者会議で設置が合意され、さらに会期末までの国家戦略特区法案、独禁法改正案を通したいために民主党の2委員長を解任し、自民党がポストを奪う暴挙に出た。

安倍総理は「丁寧な説明を」とたびたび訴えるが、法案の不備、担当大臣の答弁が二転三転する現状では廃案か継続審議にすべきだと思うが、自民党政権は強行成立を目指すのだ。

野党は自民党政権を「公約にない秘密保護法案の成立に執念を燃やすが、公約にある公務員改革、議員定数削減などは遅遅として進めない」と批判する。何やら民主党政権での消費税増税の時と同じ批判を攻守を変えてやっているのだ。

自民党は多数の議席に物を言わせ、横暴な国会運営、政権運営をやっているとメデイアも報道している。

しかし、これも国民が選んだ政治なのだ。自民党政権に変わり民主党に政権を託したが、これにも失望、その反動で自民党に議席を与えすぎる結果になった。自民党の一人勝ちは「国民目線の政治」から旧態依然の自民党政治に逆戻りした。

寧ろ、自民党出身の維新の会の片山議員の方が、真っ当な考えを開陳しているのではないか。

自民党・安倍総理が評価されるきっかけになった「アベノミクス」も、当初は円安、株高
に基調が替わったのは確かであるが、今は足踏み状態で円も102円台、株価も15000円台だ。日本経済に影響されるのではなく、アメリカ、欧州経済の動向に負うところが多く、その時その時の動きで市場はリスク・オン、リスク・オフを繰り返しているのだ。

安倍総理! 驕りは凋落の始まりだ。衆院選で自民党は変わったと訴えていた「国民目線の政治」に帰らなければ早晩、支持を失ってくる。

関連記事
2013.12.4掲載
4日参院国家安全保障特別委:特定秘密保護法案強行採決で政権vs野党の攻防


0 件のコメント: