2013年12月6日金曜日

特定秘密保護法案反対:こんなことで子ども達に説明がつくのか

国会正面は、見学者、バス、警察車両でごった返し、
歩道にはバリケードが作られていた
2013.12.6 10時ごろ
こんなことで子どもたちに説明がつくのか。泥縄式の特定秘密保護法案が参院・国家安全保障特別委員会で強行採決された。誰のために、何故急ぐのか。久しぶりの与野党対決の光景で、採決後の委員長席のマイクが壊れている映像を見るにつけ、強行する政権側は何を考えているのかと不信感が募る。

6日は会期末で、与党は強行採決するかもしれないと、思い立って10時ごろ国会周辺を見てきた。

国会正門付近は集会者はおらず、国会は見学の小学生たちと、そのバスで大包囲網が築かれていた。歩道には警察官がグループで配置を確認したり、バリケードが搬入構築されていた。夕方から夜にかけての集会者対策なのだろう。

裏手の議員会館側から反対を訴える
裏へ回ると、「廃案、廃案」のシュプレヒコールが聞こえてきた。議員会館側で100人ぐらいの人達がそれぞれにプラカードを持ち、反対を訴えていた。

「STOP the 秘密保護法案」、「秘密保護法案に断固反対する」、「秘密保護法案 さようなら! 安倍政権」、「全国会議員は秘密保護法案に反対を」、「知る権利、言論の自由を奪う秘密保護法案に反対」と訴える。

道路を隔てて参院見学者入口付近は入場を待つ小学生でごった返す。バスには○○小学校6年と表示されている。社会の課外学習なのだろう。

入場を待つ小学生の列とバス
「お父さんが、今日は国会は大変なんだよ」と言っていたと子どもが話す。恐らく「今日、国会見学なんだよ」と子どもが父親に言ったのだろう。小学生たちは参議院のパンフレットのようなものをもっていた。

集会者もマイクで「秘密保護法案を子どもたちに説明できるのか」と音量を上げていた。

自民党1強体制で、野党もだらしない。



民主党は問責決議案を出して徹底抗戦の姿勢だが、日本維新の会は内容は認めるが、慎重審議に欠けると、石原さんは党首討論で賛意を表明したが、橋下さんは機は熟していないという。

みんなの党もだらしない。党内の主導権争いで妙な事態になっている。

これでは野党が一致団結することなど期待できない。思うがままだろうが、「強行した」と思われたくないだろうから、野党に何か提案するかもしれない。

会期を延長して審議を続けるか、一度廃案にするか。「さようなら 安倍政権」の動きになるのか。

さようなら 安倍政権










帰りに日比谷公園に寄ってみたが、野外音楽堂付近でも集会らしい予定は表示されていなかった。




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