2014年1月25日土曜日

東京都知事選:細川さんは「公開討論会」拒否で戦況不利を加速か

細川候補の街頭演説
2014.1.23 テレビ朝日 報道ステーション
東京都知事選で細川さんは「公開討論会」拒否で自らの戦況の不利を加速していないか。日本青年会議所、日本記者クラブ、テレビ各社の公開討論会が細川さんが出席できないことで中止あるいは開かれない事態になっている。

ジャーナリストらは「ちょっとおかしいにではないか」と首を傾げる。

確かに候補者が全員そろったところで政策を議論しあうことは有権者にとっては公約を比較できるよいチャンスだと思うし、今までも開催してきた。

ところが今回は、細川陣営の「都合がつかない」「単独のものを優先」という理由で参加を拒否している。

細川さんは公約発表などの記者会見時に、「公開討論への参加」を記者から要求されたが、「候補者が集まってガチャガチャやる討論の意義」を否定していた。確かに皆が言いたい放題の発言では何の意味もない面もある。

おそらく、「脱原発」について司会者や他の候補者から集中砲火を受けるのではないかという心配があるのではないか。

また、細川さんは街頭演説での第一声でも8割を脱原発に割いていたが、都民の求める政策の第1位は少子高齢化、第2は雇用・景気対策、第3位に脱原発だ。自らが力を入れたい政策が下位にあることも不利なのだ。

そしてやっぱり演説が下手だ。石原さんも細川さんを参議院議員候補に選んだ時に「演説が下手」と言っていたらしいが本当だ。むしろ小泉さんの迫力に押されて影が薄い。

そして何よりの失敗は、出馬会見してすぐに公約発表をやるべきだったが、2回も延期したことだ。この時点で細川さんの公約に疑問がもたれたのではないだろうか。

細川陣営にしてみれば「オリンピック招致を辞退すべきだった」発言、総理の座をけ飛ばした「政治とカネの問題のぶり返し」などとの整合性に時間がかかったのではないか。

でも下馬評の舛添圧倒的に優位にブレーキをかけ、安倍政権に物申すためにも公開討論の場に出ていくべきだと思う。

脱原発以外の政策も堂々と訴えることにより、バランスの取れた都政を実行することを有権者に示すべきではないか。

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