2014年2月22日土曜日

仲井真知事の辺野古埋立承認:沖縄県議会・百条委でその疑惑を解明できるか

仲井真・沖縄県知事が辺野古埋め立てを承認したことで、沖縄県議会は百条委でその疑惑を追求している。先の県議会で仲井真知事の公約が「県外移設」だったことから公約違反を追及された事もあるが、知事は苦しい言い訳をやっていたのを思い出す。

辺野古移設問題は日本の安全保障に係わる要であり、他人事ではなく全国民が注目しなければならない。

21日のテレビで百条委の審議のニュースを流していたが、野党議員の質問は「裏取引をやったのではないか」と12月に東京へ出張した際の政府高官との面会の有無を聞いている。

仲井真知事は「行政の判断」と言い、「承認せざるを得なかった]と説明していた。沖縄県民は大方の人が反対していると思うが、手続き上に瑕疵はなく認めざるを得なかったのだろう。

それにしても、昨年12月の仲井真知事の東京出張には腰痛(?)をこじらせての緊急入院などおかしげな行動が目立った。

25日の仲井真―安倍会談で3000億円の振興費、普天間基地負担軽減策など沖縄県知事の要求を丸呑みした。それに先立つ22日に入院先で菅―仲井真会談があったらしい。

このあたりで政府と何らかの取引をしたと思われても仕方ない行動だった。

その後の沖縄県議会での仲井真知事の説明は異様な雰囲気だった。立って説明しているのだが体は前後に揺れ、A4のペーパーに大きな字で数行づつ書いてある原稿を棒読みだった。

その姿を見て、知事は相当健康に問題があるのではと思ったほどだ。今年の12月の知事選では出馬は不可能だろう。

県議会からは「辞任要求決議」が可決されているので、今後政府が仲井真知事を通じて基地建設を推進するのは難しいのではないか。「県外移設」の公約違反で不信任決議案でも出されると辞任になるのではないか。

4月にはオバマ大統領の来日が予定されている。おそらく反対運動もその頃をターゲットにしているだろう。


名護市長選では基地受け入れ反対派の稲嶺市長が再選されたこともあり、反対運動がどう展開していくか注目だ。

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