2014年4月23日水曜日

閣議議事録・初公開:メデイアは失望、何も期待できない儀式の一つか

閣議及び閣僚懇談会議事録
官邸HPより
23日の新聞は、22日に閣議の議事録が初公開されたことを報じるが、ほとんどが失望を隠せない。一体何を期待していたのか。まさか提案事案で喧々囂々の議論が交わされ、何か新しいネタが得られるかもしれないと思っていたら大間違いだ。

実体は何も期待できない儀式の一つなのだ。議事録を公開すると言うことは、全世界にオープンになると言うことだ。そんな危険を冒してまで発言する閣僚などいないだろう。

国会の委員会審議を聞いていても、言葉尻をとられないように大臣は細心の注意を持って官僚が書いたペーパーを読み上げているだけだ。だから野党議員の質問も平行線をたどり、質問時間の関係で次のテーマに行くのだ。

今、閣議にかかる案件がどう決まっていくか分からないが、事務次官会議で承認された案件が閣議に提案され出席閣僚はサインすれば良いだけだった。それが民主党政権で脱官僚を謳ったために諸悪の根源である事務次官会議を廃止した。ところが何かの不都合で復活したことまでは覚えている。

今もそうしているのではないか。一度、第一次安倍内閣の時に事務次官会議を通っていない案件を安倍総理が上げたために騒動になったことを新聞が報じていた。それほど官僚は強いのだ。

そこで私も閣議の公開になった議事録を見ようと官邸のHPへアクセスしてみた。簡単に見つかるだろうと思っていたがそうではなかった。官邸→閣議→閣議案件で4月の関連案件が掲載されているが議事録は見つからない。

よく見ると、4月1日の閣議案件で「議事録」が見つかり開いてみた。

菅官房長官が司会で、世耕副長官が案件に「ご決定をお願いします」という。そして発言者を指名しているのだ。

何のことはない。予めどの閣僚が発言するか決まっており、その閣僚は恐らく官僚が作成したペーパーを読み上げているのだろう。

指名された閣僚の発言が終わると、菅官房長官が「これを持ちまして閣議を終了致します」と宣言し、続いて閣僚懇談会が開催された。そこでも発言閣僚が指名されている。
最後は菅官房長官が「他にご発言はございますか」、「特にないようですので、これを持ちまして閣僚懇談会を終了します」で終わった。

期待された議論、審議経過で注目すべきことは何もなかったのだ。

よく「閣議決定する」と報道されているが、この程度のことなのだ。我が国は官僚主導政治に変わりはない。

ではどこで重要な政治課題が決まっているのか。料亭か、ゴルフ場か、それとも党の要人が議会対策の潤滑油(自民党金丸さん談)をもって廻る席なのか。

活発な議論こそ国民に情報を提供する機会だと思うのだが、望めそうもない日本の政治なのだ。

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