2014年4月15日火曜日

STAP細胞論文疑惑の核心へ迫れるか:笹井・副センター長に期待される記者会見、何時?

泥沼化の様相を呈しているSTAP細胞論文疑惑も理研の笹井・副センター長の会見で核心に迫り、国民を納得させることができるか。小保方さんの記者会見では疑惑は晴れず、ますます深まるばかりで理研との溝は大きくなるばかりだが、今回の事件の上司であり、管理責任のある笹井さんの記者会見に専門家は大きな期待を寄せている結果になっている。

勿論、笹井さん、理研が正式に記者会見を発表しているわけではなく、遅れれば遅れるほど理研全体への疑惑が膨らみ、理研のガバナンスまで話が展開すると、場合によっては解体、再構築になるのではないか。

笹井さんは副センター長でもあり、次のセンター長の声もかかっていたエリート中のエリートだ。今はiPS細胞に後れを取ったがES細胞の研究ではノーベル賞候補であった程のエリートだ。理研にとっても守りたい研究者で理研としては、恐らく組織をどう防衛するか、笹井さんをどう守るか雁首そろえて作戦を練っているはずだ。

人間の脳が一番活発になるのは「悪事を企んでいる時」であることは、米国でのMRIの研究から明らかだ。今、理研関係者はそういう状態だろう。

小保方さんは、口先だけのあいまいな表現で関係者を振り回しているが、笹井さんはそうはいかない。

厳しい質問が飛んでくるだろう。

○生物学の新原理とまで笹井さんは言っているが、STAP細胞への小保方さんの発想は正しかったのか

○STAP細胞は本当に存在するのか。

○それを何によって証明できるのか。笹井さん自ら確認しているのか。

○ES細胞、iPS細胞では見られないSTAP現象がみられたとはどういうことか

○今回の論文の改ざん、捏造判定をどう思うか

○未然に防止できなかったのか。その原因は?

○このスタップ細胞実験で笹井さんはどういう役目だったのか。果たせたのか?

○natureへの掲載働き掛けをしたのか

○特定国立開発法人への指定が背後にあったのではないか

○小保方さんは撤回を拒否しているが、笹井さんは撤回に同意している。本音か、そして小保方さんを説得できないのか

○自ら、どう責任をとるのか

国民の一人として聞きたいことはある。

夕刊紙などではあらぬことまで記事になっているが、ここは科学的に追及するとともに、管理責任も問うべきだろう。

「若い芽を枯らすようなことになって心を痛めている」と以前コメントしていたが、開かれるだろう(?)記者会見では国民を納得させる内容であってほしいと思う。






0 件のコメント: