2014年6月30日月曜日

北ミサイル発射続く:日本の拉致問題解決の本気度を試しているのでは

「北朝鮮は常に騒いでいないと忘れられる小国」と言ったが、その通りでミサイル発射が続く。7月1日の日本と拉致問題、失踪者問題に関する政府協議が予定されているが、うがった見方をすれば日本の拉致問題解決への本気度を測っているのではないか。「たいしたことはない」と判断すれば、又、甘い対応で騙されることになりかねない。

北朝鮮は29日に短距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射した。

1日からの政府間協議を前にして「揺さぶられている」感じだ。

政府は、外交ルートを通じて、国連安全保障理事会決議に反すると抗議したという。強く遵守を求めると言うが、そういうことが通じる相手ではない。

安倍総理は米韓と連携を強化し、情報収集、分析と国民に迅速・的確な情報提供を支持したという。

でも米韓の意向に反して日本独自に制裁解除を前提の協議をやっているのだから、拉致問題、失踪者問題がテーマとはいえ、複雑な思いだろう。真剣に協力してくれるとは思えない。

恐らく、抗議だけでは北朝鮮は「甘く」見ているのではないだろうか。特別委員会の設置も「この程度でよかろう」と思っていれば、本当の解決は出来ない。

日本の規制の一部解除で北朝鮮に利するばかりだ。

日本もミサイル発射に本気で抗議するのであれば、政府間協議は中止すべきだ。

確かに、「拉致/失踪者問題とどちらが大事か」と言われれば、どちらとも答えにくいが、筋を通すときは筋を通すべきである。

日本は、何をやっても「甘い」と見られれば、国益に反することになる。北朝鮮が本気で反省しなければ拉致問題、失踪者問題は解決出来ないとみるが。


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