2014年9月28日日曜日

御嶽山噴火予知(1):噴火警戒レベルを決めても予知できるわけではないのだ

気象庁での火山予知連絡会記者会見
2014.9.28
今回の御嶽山の噴火は、予め火山性地震が認められたにもかかわらず何故、予知が出来なかったのかが問題になるが、火山予知連絡会の藤井会長が言うように噴火警戒レベルを決めても予知が出来ることではないのだ。今回も実際に噴火があって初めてレベルを1から3に上げた。

28日の気象庁での火山予知連絡会の記者会見の様子をNHKテレビの中継で見た。予知が出来なかったのかが問題になったが、藤井会長は苦しい見解を述べていた。

(噴火警戒)レベルを決めることは予知が出来ることと誤解されやすいがそういうことではない。専門家にはレベルを決めることに反対する人もいたほどだという(藤井会長)。

そして今回の噴火は水蒸気噴火だったが予知は難しい。前兆現象があったが予知に失敗したのは仕方ないことで今の火山予知連絡会のレベルはこの程度だ(藤井会長)。

でも予知には、その火山の噴火の特性などを積み重ねて予知に生かすことが出来る。今回の噴火で経験を積んだのだからレベルの上げ方を考え直すことは必要だろう(藤井会長)。

そして火山噴火の危険を自治体や登山者に伝え、個人個人が注意することも大事だ。

先日の新聞で、九州の方の山岳ガイドをやっている人が、登る前に気象庁の情報などで山の情報を集めているという。御嶽山が登りやすいと言うことで活火山としての意識が薄れていたのではないか。実際に下山した遭難者が記者の質問に「活火山とは知らなかった」と言っていた。

そして前兆現象があったとして噴火の危険を公表しても外れることも多い。

日本の観光地は火山や地震で出来ている。もし危険だというと観光客や登山者の激減で商売があがったりになり地域の経済が成り立たなくなる。そういうことを考えると公的機関が前兆現象を捉えて安易(?)に危険情報を流すことに尻込みをするはずだ。

観光地=地震、火山噴火の危険地帯という意識で個人個人が自己責任を持つことが大事ではないか。

御嶽山噴火のテレビの映像で山小屋を見る度に人間が危険場所に迫っていることがよく分かるのだ。

火山予知連絡会を責めるのも酷だ。

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