2014年9月2日火曜日

自民党・新幹事長に谷垣氏:名前が出ていなかっただけにサプライズ人事か

午後9時過ぎ、テレビが「新幹事長に谷垣氏」と伝えた。小渕優子さんとか、小泉進次郎さんなどサプライズを狙った人事としてメデイアに名前が登場していたが、谷垣さんの名前を出す政治評論家、コメンテーターは皆無で、そういう意味ではサプライズ人事とも言える。

石破さんの後、谷垣さんで自民党・幹事長の席の重量感を保つことが出来たことは大事なことではなかったか。

当初、谷垣さんは閣僚を退き、党務で登用というニュースが流れたことがあったが、大方の政治評論家の予想が外れたことになる。

明日の情報番組での政治評論家、コメンテーターは、どう言い訳をするのだろうか。

谷垣さんは先の総裁選で、立候補すると思っていたが、当時の石原幹事長が立候補をごり押ししたために、混乱を回避するために自ら辞退する憂き目にあった。

安倍さんが新総裁に選ばれて最初の挨拶で、「自民党が苦難の時代によくここまでまとめてくださった」と谷垣さんの労をねぎらったことからも分かるように、「地味だ。パッとしない」など好き勝手なことを言われ続けた。

民主党・野田総理との党首討論でも、質疑がかみ合わず、[次の質問に行きます]というと自民党席から「もっと突っ込め」と野次が飛んだほどで、野党生活のうっ憤を谷垣さんにぶっつけていた。

今後は、消費税増税、沖縄、福島県知事選、春の統一地方選、集団的自衛権行使関連法案の整備など安倍政権にとっては難題山積の政局が続く。谷垣さんが、どう党内をまとめていくか。

苦難の時代に党をまとめた実績を買っての新幹事長登用であることを願うばかりだ。

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