2014年10月8日水曜日

10月8日皆既月食:巨大地震発生の「最後の一押し」にはならず?

19時38分頃 皆既月食目前
東京都大田区 久が原にて
108日の皆既月食は巨大地震発生の「最後の一押し」にはならなかったか。でも太陽と月の引力が地球の地殻に影響を及ぼすとすると、今回の御嶽山の噴火は関係ないのか。

午後615分頃から太陽、地球、月が一直線に並ぶ皆既月食が始まったが、天体ショーとばかり言っていられない。独立行政法人 防災科学技術研究所の研究によると太陽と月の引力は潮の干満の他に地球自体にも影響を及ぼし、地殻の歪みが十分にたまっている時は巨大地震の引き金になると言うのだ(プレス発表「月や太陽の引力が地震の引き金に」平成22128日)。

その研究によると、20041226日のスマトラ沖巨大地震の前後に月と太陽の引力が大きくかかわった可能性があることが分かったのだ。

この引力によって地球は12回大きく変形し、内部に数十~数百ヘクトパスカルの力が加わるという。しかし、それは地震を起こす地殻の歪みの1/1000程度など言う。

でも30~40cmは上下に移動すると言うから大きな力からだと思うのだが。

気象庁の地震情報でも規模の小さい地震しか起こっておらず、大きな変化は御嶽山の噴火だけだ。

ところで天体ショーの方は、孫のプールからの帰り迎えに行った時に欠け始めた。散歩していた男性が「見る見る間に欠けていきますね」としばらく立ち止まって見ていた。孫に「今、月食が始まったよ」というと帰って押し入れから望遠鏡を取り出して照準を合わせていた。今から写真を撮るんだという。

午後726分頃から雲間に隠れて見えなくなった。確認できた午後9時半頃はもう皆既月食は終わっていた。


潮の干満に影響を及ぼしていることは常識だったが、地震の引き金にもなる事を知って天体ショーとばかりに浮かれていてはいけないのだ。

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