2014年10月26日日曜日

小渕スキャンダル(2):地検・特捜部は早く折田さんの身柄を確保すべきでは

東京地検
小渕スキャンダルは本人の経済産業相辞任とともに中之条町・町長の折田さんの辞職にまで発展、「全ては私がチェックし作成した」ことをコメントした折田さんを地検・特捜部は早く身柄を確保した方が良いのではないか。

この種のスキャンダルはキーパーソンが自殺し、問題解明に支障を来しうやむやの内に幕引きになる。いつも地検のやり方が問題になるが今回も気をつけなければならないことだ。

24日、折田町長の辞職届けに関する中之条町の臨時町議会が開かれると言うことで注目していた。出席しないことも考えられたが本人が出席し、新聞報道では「批判は重く受け止め、誠に申し訳ない」と陳謝したという。

私も丁度群馬に帰っていたので新聞の群馬版で議会の様子を読んでみた。

折田さんは辞職の理由に、「収支報告書の問題を抱えながら町政を担うことは、ますます混乱を招く」と判断したようだ。「町長の職にありながら小渕さんを全力で支援したが、町長の職務に支障が出たことは断じてない」とも言い切った。

秘書と町長の二足わらじを履いていたが秘書の仕事を優先することにしたのだ。

町議会議長は「もう少し町民の気持ちにより添う説明が出来なかったのか。秘書としての責任を取ることが町長を辞めることと何故結びつくのかわからない」と戸惑うばかりだ。

折田さんは、小渕さんの後援会などで持ち上がっている疑惑の解明に専念するために町長を辞めたというのだが、記者の囲い込みでの「裏金つくりではないのか」との質問では、「着服はしていない」「裏金ではない」と疑惑を否定する。

こういった問題では、当初は全面否定していたが、地検の調べが入ると事実を認める場合が多い。

地検もキーパーソンの証言を取り損なうことのないように、早期に折田さんの身柄を確保した方が良いのではないか。弁護士は異議を唱えるだろうが、公職選挙法、政治資金規正法違反容疑だ。公明正大な選挙を推進する法律に違反しているのだから個人の人権など言っていられないのではないか。

小渕さんは自らの疑惑に「・・・・は承知している」と言うが法に違反していない範囲での承知であって実際は違反しているようだ。

今、有権者も世代交代している。父である故小渕恵三さんの古くからの後援者、支持者をつなぎ止めようと違反であることを知った上での会計処理をやったのではないか。それにしても高額の収支の乖離は「裏金作り」としか思えないのだが。

折田さんは「私が全部チェックし、収支報告書を作成していた」とコメントしこの件でのキーパーソンだ。その折田さんは「問題を解明し、説明責任を果たす」という。

調査に専念し、小渕後援会や政治団体の疑惑が本当に解明できるのか。

折田さんは群馬の政界でも大物らしい。このスキャンダルが群馬県の政界のスキャンダルに発展する可能性もあると思う。そういったことを避けるための策略が必要になるのではないか。

小渕優子さんの残された道は議員辞職しかない。このまま議員として留まるのは無理そうだ。

群馬で建設業をやっている人に、「小渕さんの後援会なんですか」と聞くと「違います。小渕さんが何で将来の総理候補なんですか。そんな能力はないでしょう。誰が言っているんですか」という返事が返ってきた。

自民党もメデイアも話題作りで政治家の虚像を作ってはいけない。


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