2014年11月30日日曜日

野党再編のカギ?:支持団体の意向、無党派層の「風」次第か

野党再編のカギは各党の支持団体の意向、46%を占める無党派層の「風」次第と言うことか。自民党一強に対抗するには野党が結集しなければならないと今回も各党のメインになる政治家が動くが、枠組みを作るにも選挙までに時間がないと失敗に終わったようだ。

新聞報道では民主党の前原さんが「新党結成」で極秘の動きもしていたようだがそれぞれ思惑がありそうだ。
               
民主党には連合、労組という支持団体があり、票集めの要になっておりその団体の意向に反して結集するとなると離党騒ぎになってくる。海江田さんが最も避けたい事態だ。

一方、民主党内の保守派を含めて維新の党など野党の保守系の議員は個人の人気+無党派層の「風」になる政策が必要になる。

民主党の前原さん、細野さんらのグループ、維新の党の橋下さん、江田さんのグループもそうだ。労組などの組織票がないから身軽ではあるが強い支持基盤に欠ける。

今回解党騒ぎになった「みんなの党」の実情をメデイアの報道で追ってみた。

65選挙区で国会議員18人、280万票、比例区で525万票があったようだ。渡辺さん、江田さんの「第三極」構想に賛同し無党派層の「風」となったのか。

それが渡辺さんの8億円借金問題、野党再編のやり方での意見の対立などでゴタゴタが生じ離党者が相次ぎ、結局解党になった。これと言った支持団体がなかったことも大きな要因ではないか。政党交付金の15億円を国庫に返納するという。銭ゲバでもなかったようだ。

でも、解党後の議員の「生き残り」をかけた行動は変節と言われても仕方ないことだ。民主党に戻る人もいるようなので「収斂」現象も出ているのか。渡辺さんの行政改革に賛同し加わった議員もいるはずで民主党に戻ることは行政改革の旗を降ろしたことになるのか。

今回の選挙では「みんなの党」が持っていた280万票が草刈り場になるが、この無党派層がどんな「風」で動くのか。

意外に棄権に動き、低投票率の原動力(?)になるのか。
私も無党派層の一人のような者だが棄権だけはしたくない。野党保守系議員に「風」をふかせる程の政策を打ち上げて欲しいと思うのだが。


もう時間がない。選挙後の再編の動きに注目なのか。

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