2014年11月14日金曜日

警視庁、京大・熊野寮家宅捜索:公務執行妨害容疑の背後に何が

13日、警視庁による京大・熊野寮の家宅捜索がされたニュースが流れた。2日の東京でのデモ行進で京大生ら3人が公務執行妨害で現行犯逮捕され、4日には京大構内で、その抗議集会が行われていたところに京都府警の公安警官が潜入していた事件での関連の家宅捜索だが、ここまでやるとは公務執行妨害容疑の背後に何があったのか疑いたくなる。

新聞報道によると、熊野寮前では、「令状を見せろ」「公権力の不当介入だ」と学生側が抵抗したようだ。私も当初は「やりすぎではないか」と思ったほどだが、裁判所の許可が出ており、警察も事前通告したと言い、大学側も「強制捜査に関しては事前通告にかかわる話ではない」と特に異議は立てなかったようだ。

こうなると、2日の東京でのデモ行進の内容が何だったのか調べる必要がある。新聞報道では「戦争反対」、「安倍妥当」、「国鉄解雇者の全員撤回」などのデモ行進だという。

ネットの検索では、「全国労働者総決起集会 11.2」で日比谷野外音楽堂で集会が行われていた。

その集会スローガンに「国鉄1047名解雇撤回、「外注化粉砕、非正規職撤廃」、「戦争と民営化の安倍政権を倒せ」、「福島の怒りを先頭に全原発廃炉へ」が掲げられている。

これなら警察の公安も公務執行妨害を糸口に反対運動の全容解明のチャンスと見たのではないか。

反対運動をやる側も警察の挑発に乗って公務執行妨害容疑で組織にくさびを打ち込まれる事態になることは避けた方がいいのではないか。

スローガンには非正規労働者の撤廃、戦争反対、原発廃炉など国民に支持される内容のものもある。

安倍政権政策に反対することは多い。労働者も厳しい環境に置かれている。非暴力で整然と反対運動をし国民に支持されなければならない。








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