2014年12月22日月曜日

民主党再建:分裂、野党再編より可能性があるのか

民主党は独自再建を目指すという。分裂、野党再編より可能性があるのか。未だ民主党は信頼を取り戻していないことは分かった。それでも議席数を11人増やしたが最後の475人目の席を現・民主党代表の海江田さんと元首相の菅さんが争ったとは今の民主党を象徴しているようなものだ。

海江田さんの落選、代表辞任で民主党も新代表を選んで「これから民主党は変わっていくことを国民に訴え」なければならないが、党員、サポーターを含めた代表選には党内事情を反映させた候補者の名前が見える。

党の自主再建派の岡田さん(枝野さん支持)、野党再編成派の細野さん、前原さんがいるが早くから立候補の表明をしていた細野さんは野党再編より党再建を優先することに転換した。

前原さんは、まだ立候補検討中らしいが、このままでは「党再建」が代表選の主要テーマになるようだ。

民主党って本当に何で集まっているのか分かりにくい組織だ。

代表選があると言うと保守系が手を上げ、「奴がでるならオレも出る」と革新系も手を上げることの繰り返しだ。今回も新聞報道では赤松さんが手を上げたらしい。

私も先に「野党再編は民主党分裂から」というタイトルの記事を掲載した。民主党はいつも保守系と革新系で仲違いし肝心なところでまとまりがない。海江田さんの時も日教組出身の輿石さんがまとめる参議院の支持で代表の座にあったようなものだ。だから衆院選前に保守系の前原さんが「新党構想」を海江田さんに迫った。

このまま民主党に保守と革新が入り交じっていては、再編での「旗印」が曖昧になり国民の支持を得られないと思った。

でも、自主再建を目指すと言うことになると、政策の違いをどうバランスしていくのか。

先の民主党政権は消費税増税で意見が分かれて小沢さんのグループ50~60人が離党した。その後、日本未来の党、生活の党と変わり構成議員数も減少し生き残りをかけての民主党復党した議員もいる。民主党の比例で当選したのだ。
復党するのであれば、あの離党は何だったのか。

民主党には労組系の議員がいるが、連合という支持組織を持っているのだから民主党を離党してもいいようなものだが何故、民主党にしがみついているのか。

小沢さんのようなまとめ役(?)がいればわかるが、そういう人間がいないのにしがみついている。今の政党を見ると新しい政党は弱小政党で選挙のあるたびに議員数を減らし消滅の危機にある。生き残るためには大きい政党にしがみついていた方が安泰なのだろう。

枝野さんは、「候補者はこれからの民主党を国民に訴えて欲しい」と言う意味のことを言ったようだが私たちも注目だ。

中長期的政策において民主党が保守系、革新系でどうバランスを取って行こうとしているのか。

野党第一党の民主党に頑張ってもらわなければ日本の民主政治は崩壊する恐れがある。安倍総理に潰されない政党になって欲しいのだ。



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