2014年12月15日月曜日

共産党が野党共闘すれば:東京小選挙区当選者は自民、野党接戦の可能性も

何故、共産党は野党共闘しないのか。もし野党共闘していれば今回の東京小選挙区の当選者自民22vs野党3が自民13vs野党12の接戦になる可能性があったのだ。

今の自民一強に対するには、反自民の受け皿として野党が乱立してもしかたない。寧ろ力を削ぐ結果になり自民に利するばかりだ。

共産党は全選挙区に候補者を立てていたが、ある時期可能性のある選挙区に限ったこともある。ところがその後又、全選挙区に候補者を立てることになったらしい。

政治資金収支報告で疑惑が持ち上がり政治資金規正法違反容疑で閣僚を辞任し、東京地検特捜部が関係者を事情聴取、家宅捜索した小渕優子さんが立候補した群馬5区を見ても候補者は小渕優子さん(自民前)、小林人志さん(社民新)、糸井洋さん(共産新)で共産党が候補者を擁立した。

でも、田舎選挙区で小渕ブランドの力は偉大で小渕優子さんは11万票を越え当選した。糸井さんと小林さんの合計票は46000で小渕さんには太刀打ちできない。

ところが、東京小選挙区を考えると共産党が野党共闘していれば自民と野党が接戦になるのだ。

今回の開票結果は自民党が22人、野党(民主、公明、維新)が3人の当選になった。

ところが共産党獲得票を次点の野党候補者に回すと自民党が13人、野党が12人の当選になるのだ。共産党は無党派層、安倍政権批判層からの支持を受け各区で3~5万票を獲得しているのだ。

今回の選挙結果から野党再編の動きも出てくるだろう。民主党、維新の党などが主導権争いをしながら引っ付いたり離れたりでは心許ない。

共産党も「暴走! STOP」をスローガンに掲げて戦ってきた。自民批判層の受け皿、政権交代可能な野党構築に異論はないはずだ。

共産党を加えた野党共闘の可能性を探るべきではないか。しっかりした組織を持たなければ自民一強を阻止することは出来ない。


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