2015年6月19日金曜日

トヨタよ お前もか(1):女性初の外人常務役員の麻薬取締法違反容疑での逮捕

「トヨタよ お前もか」、日本を代表するグローバル企業のトヨタの外国人常務役員のジュリー・ハンプ容疑者が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたという。報道によると米国からの国際郵便の小包の中から麻薬であるオキシコドン57錠が見つかったというのだ。

容疑者は「麻薬を輸入したとは思っていない」と容疑を否定しているが、麻薬としてのオキシコドンや輸入としての国際郵便での行為に認識の違いがあるのか。

トヨタはご多分に漏れず「事実関係を確認中、ハンブ氏が法を犯す意図がなかったことが明らかにされることを信じている」という。グローバル企業に育てば外国人を社長や役員に登用する機会が多くなるが、トヨタも自動車産業では世界の12位を争う企業に育った。そこでの、しかも役員の犯罪行為であるため驚きとショックは大きい。

4月に広報担当の常務役員として東京に赴任したばかりでの今回の犯罪容疑だ。

アメリカで何かやっていたのかとの疑いが浮かんでくる。

そもそもオキシコドンは米国では痛み止めとして医師の処方で広く使用されているようだが、街中で密売され中毒者も出て社会問題化しているようだ。砕いて吸うとヘロインに似た感覚になると言うから麻薬なのだ。

容疑者が米国で常用していて日本赴任になり入手ルートがなくなったために米国で入手し国際郵便で入手することにしたのだろうか。最初は57錠が袋に入っていたと言われていたがその後の報道で、ペンケースの中に詰めたり小包の底に分散するなど手の込んだことをやっているとしたら確信犯だ。

それとも癌とか痛みを患い医師の処方で手に入れていたのか。それなら米国の医師の紹介で日本でも処方出来るようにするのが正しいやり方ではないのか。

超優良企業のしかも役員の麻薬取締法違反容疑だから問題も大きい。トヨタの「顔」として登用した役員が麻薬取締法違反という社会悪の「顔」を世界に晒した。トヨタはしっかりした処分をしなければ信頼を落とす危険がある。社員だったら即懲戒解雇だが役員で請われてトヨタに来たとなればどう処分するか見ものだ。

それとともに今、日本企業にも外人登用の動きが大きいが一方でリスクのあることもこの事件で知るべきだ。

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