2015年6月14日日曜日

6.14止めよう戦争法案、国会包囲行動:「安倍さん あなたが脅威です」と

北海道から参加した人が掲げるプラカード
2015.6.14 国会前で
「安倍さん あなたが脅威です」は今、国民の大多数の本音ではないか。6.14止めよう戦争法案、国会包囲行動が戦争をさせない・9条壊すな!総掛かり行動委員会主催で国会前で開かれ、戦争を経験した年配者は勿論、「戦争への道NO」を訴える子ども連れの若夫婦ら若者らも多数参加する抗議集会になった。

若い親子が掲げたプラカード
国会前―憲政会館―議員会館―首相官邸をグルっと包囲する集会で午後2時が近づくと、おそろいのブルーの「9条を壊すな」、赤の「戦争させない」や独自に作ったプラッカード、幟などを持って集まってくる。北海道からの参加者は「安倍さん あなたが脅威です」と掲げるし、沖縄からの参加者は「NO  MORE  US.BASES  IN OKINAWA 」の横断幕を掲げる。

集会はまずコールから始まった。

「戦争法案絶対反対」「戦争法案今すぐ廃案」「戦争法案成立反対」「一括法案絶対反対」「9条守れ」「安倍政権の暴走を止めよう」「戦争する国絶対反対」と続く。

9条を壊すな
政権は戦争法案を必死で否定するが参加者の頭からは離れない。安保関連法案=戦争法案、集団的自衛権=外国のために戦争することになるのだ。

戦争への道にNO
小学生を連れて参加した若夫婦が
掲げた
そして主催者側の挨拶が始まった。

安倍政権は私たちを守るつもりはない。米国にこびる日本の首相は今までいなかった。「本当に守る気か」と問う議員もいない。自衛隊は国民の生命、財産を守るのではなく、国の独立を守るのだという。そして逆に戦争絶滅請負法案を突きつけろともいう。

この集会に呼応する国会議員も集まって激励の挨拶をした。

民主党の長妻さんは、世界の情勢は変わりつつある。領域の警備を完全にすることは考えている。でも世界の裏側まで言って自衛権を行使出来ることは可笑しい。また、歯止めをかけたと言っているがほとんどかかっていない。安全は政治家が決めるが、しかし憲法の範囲内で決めることだ。34年の砂川判決は集団的自衛権を認めていない。撤回すべきだという。

民主党はタダ反対しているのではなく、新聞報道では対案を出すと言っていたが国会で互いに審議できるのだろうか。

共産党の志位さんは、憲法学者が「違憲」と言ったことで潮目が変わりつつある。武器の使用→相手も攻撃→戦争ということになる。先制攻撃では日本は支援できないと言うが米国に「no」と言えるかと問う。

志位さんの指摘は当然だ。戦争状態になれば応戦するのではなく退避するのだと安倍さんは答弁していたと思うが一緒に行動していて危なくなったら「ここまで」と後退することが出来るのだろうか。

社民党の吉田さんは、長谷部先生をはじめ220人以上が「違憲」と言っている。戦争法案は破棄すべきだ。今までお花畑と言われていたが、70年間平和を守り抜いた実績がある。リスクはないと言うがリスクは高くなるという。

国会でも「リスク論争」が絶えなく政権の答弁は「リスクは高くならない。最小限にするように努力するのだ」という。でもどんな仕事だってリスクは付き物だ。災害救助活動など最足る物ではないか。まずは「リスクは高くなる」前提で考えていかなければ自衛権行使の本当の姿は分からない。

この集会の声が官邸にどう聞こえているか。「外は騒々しいね」と言うことになるのか。

「安倍さん あなたが脅威です」は全員の本音ではないか。

沖縄からの参加者の横断幕

























幟も多数立つ











報道クルーも数社











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