2015年9月26日土曜日

角界、政界の今を考える:白鵬関、安倍さんの一強がなければ相撲も政治も面白くなるか

角界、政界の今を見ると白鵬関、安倍さんの一強がなくなると相撲も、政治も今より面白くなるのではないか。今秋場所、白鵬が4日目から休場すると4人の優勝争いになり俄然相撲が面白くなってきた。一方政治の世界も今は、自民党安倍さんの一強状態で安倍さんのやりたい放題、自民党のリベラル、野党の不甲斐なさを見せつけるが安倍さんがいなくなると政治も面白くなるのではないか。そんな気がする今ではないか。

相撲の場所が始まるといつも白鵬の連勝記録、優勝数が話題になる一方で、横綱としてのマナーの悪さも指摘されるようになった。一時はメデイアに背を向けるときもあったが、これでは日本の国技である相撲を背負って立つ人材ではない。国技を外人力士に頼らなければならない角界の不甲斐なさも目立つ。

しかし、これも今の日本社会の一現象を映しているのだ。高齢化が進み日本人だけではイベントがやっていけない問題が各地で発生している。関西の大規模団地では東南アジアの人たちが入居するようになってきたが、団地の各種イベントもそういった外国出身の人たちの協力がなければ成り立たなくなってきたのだ。

角界も取組表を見るとモンゴルをはじめ外人の力士の負うところが大きい。

ところが今場所は白鵬休場で優勝争いも2敗の鶴竜(横綱 モンゴル)、照の富士(大関 モンゴル)、3敗の稀勢の海(大関 日本)、勢(前頭 日本)の4人の争いになった。照の富士関が先日の稀勢の海関との取り組みで膝を負傷し休場の可能性も出て来て残念な結果になりそうだが14,15日目の3人の優勝争いは面白くなりそうだ。相撲に余り興味のない私でも取組表が気になる。

以前、一人が強すぎると観客動員数も減り相撲の興行的にはマイナスで苦悩していたこともあるがやっぱり数人が優勝争いをする方が活気も出てくる。

一方、政界でも同じことが言えるのではないか。

安倍一強に染まった自民党、不甲斐ない野党で政界は安倍総理のやりたい放題だ。その政治手法は反立憲、反護憲で、総裁選でも見るように対抗馬潰し、ポスト安倍潰しで長期政権の礎を築いているように見えるが自民党凋落の始まりだ。

No2たる後継者を育てなければ長期政権も心許ない。
自民党は昔から党内に保守、リベラルがいてバランスの取れた政策を打ち出していた。ところが安倍政権になってリベラル系は影をひそめ安倍官邸の我が儘が目立ってきた。

野党は当分ダメだろう。政界再編といっても旗印がはっきりしなければ肝心なときに一致出来ない。共産党が今回の安保関連法の成立の反省から選挙協力して反自民を結集できないかと提案している。

でも議席数は政党の主導権にも係わる重要な要素だ。主導権争いの火種になり不甲斐ない野党を尻目に自民党は政党支持率33%と高い。支持政党なしを除いて野党の支持率を合わせても太刀打ちできない。

今回の安保関連法は安倍政権の強権政治を目の当たりにし、立憲、護憲の大切さを再認識させた。国会前には連日数万人の人たちが反対ののろしを上げた。「9条守れ」「戦争させない」から最後は「安倍政権打倒」へと広がった。

次の参院選、3年以内に行われるであろう衆院選で自公議員の落選運動をしようとの動きも出て来た。

今回の安保関連法の首謀者である安倍さんや高村さんが落選すると有権者の怒りを感じるが、なかなか田舎の選挙区はブランドがものを言う。あの政治資金規正法であくどい行為を後援会、秘書がし大臣辞任に追いやられたが直後の総選挙に立候補しトップ当選した群馬5区の小渕議員を思い出せば分かることだ。

こういった運動と、今度から選挙権が18歳まで引き下げられることで240万票が新たに加わってくるし、今まで投票率の20%台と低かった20~30歳台の若者が投票所に現れ投票率が大きく上昇すると自民党だって安堵してはいられない。


与野党拮抗での政治に期待したい。

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