2016年1月18日月曜日

碓氷バイパス:スキー・ツアーバス転落事故現場

今回のスキーツアーバス転落事故現場は、私も頻繁に使っていたので通った道だ。上信越道ができるまでは大型トラック、観光バスの量も多かった。頻繁に勾配が変わりカーブも多く、しかも急カーブだ。遅い車は登坂車線に入るが登坂車線が終わると本線側に入ってくる。その時出会いがしらの事故には注意が必要だ。そんなことの繰り返しの碓氷バイパスなのだ。

群馬側から上る場合、横川を過ぎるとしばらく平たんな道を走るが急に勾配の急な直線道路にはいる。遅い車は登坂車線だ。

昔は、鉄骨などの重量物を積んだ大型トラック等は登坂車線でノロノロ運転だから運転手は弁当を食ったり、スポーツ紙を読んだりしていた。

本線側を走っていても登坂車線から入ってくる車を避けるために、結構スピードを出して上る。シフトは3だ。登坂車線を終わると勾配も緩和されるのでスピードが出ることになる。

そこが危ない。決まってその先は急カーブなのだ。スピードが出るために対向車線にはみ出しそうになる。 シートベルトをしなかったら危ない。左にカーブしたと思ったらすぐ右にカーブだ。

スピードを落とそうと思ってアクセルを緩めると車のスピードが落ち、再びスピードを出すには時間がかかる。

私も登坂車線で後続の車を先に行かしたことがあったが、登坂車線のカーブでトラックが止まっていたことがある。あわや事故寸前と言うこともあった。

勾配が急だったり緩和されたりでスピードを安定させることが難しい。でも、大型車はマイペースで登坂できるのではないか。

ヒヤリ・ハットを繰り返しながらバイパスの最高地点に着く。ここでは駐車できるスペースがあるので一休みするドライバーもいるが、もうすぐ軽井沢に入るので先を急ぐ車がほとんどだ。

ここから下り坂になるが、上りと同じシフト3ではスピードが出るが、走りやすいシフトレンジだ。

そして今回の転落事故現場になる。テレビや新聞では左側のガードレールに当たって対向車線に出たために左にハンドルを切った(?)ために遠心力で右側車輪だけの走行になり林の中に転落、車体がくの字になっているので相当のスピードが出たのではないかと想定されている。

ドライブレコーダーは装着していなかったようだ。走行状況を記録するチャートがあるはずだがどうなっているのか。事故後の原因調査にはドライブレコーダーが役立つが、装着していなかったとは安全意識に欠ける。

私だって3万円のドライブレコーダーを付けている。走行が10万kmになると必ずと言っていいほど事故に逢うので購入し装着したが、先日関越道で追突事故にあった。リアーは付けていなかったので役に立たなかった。花園付近で渋滞し追い越し車線での4台の玉突きで私が先頭車だった。3台の車はレッカーをよんで帰ったが、私は走行できた。警察官が途中で部品を落とさないようにと注意してくれた。

碓氷バイパスでは霧にも注意だ。特にカーブが多いので濃霧には注意だ。知り合いが下りを左側の白線に沿って走っていたら緊急避難場所の砂の中に突っ込んだという。自分では脱出できなかったので助けを求めたようだ。

碓氷バイパスは確かに山岳道路で運転には難しい道路だ。初めてだったら疲れる。最高地点から軽井沢側に下るときは気も緩むこともあるだろう。

気の毒な事故だった。


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