2016年1月2日土曜日

参院選/衆参W選?:一強安倍政権をよそ目にイデオロギーで団結出来ぬ野党か

野党再編のネックになっている民主党
「ロゴを変える必要があるのでは」という
メデイアは一斉に夏の参院選の状況を報じるが、一強安倍政権をよそ目にイデオロギーで団結出来ない野党の弱みを見せつけている。安倍政権は憲法改正に向け更なる議席増を目指し衆参Wも現実味を帯びてきた。

自民党、政府はまとまらない野党に「選挙のための野合」と批判するが、自民党だって勝つために公明党との選挙協力を望み、政策だって可笑しな内容になってしまう体たらくとの批判にどう答えることが出来るのか。

昨年の安保関連法にからむ国会前の反立憲への反対運動、落選運動、240万人という新しい選挙民の増加がどう影響するのか。

安倍一強の「わがまま政権」の思うがままの政権運営を許しているのはイデオロギーに拘束されて大同団結出来ぬ野党の弱腰があるのではないか。特に野党第一党の民主党の責任は大きい。

共産党が国民連合政府を提案
共産党が安保関連法廃止に向け連合政権構想を提案したが野党第一党の民主党の動きは鈍く、共産党は選挙区によっては候補者を下ろすとも言うのだが主導権は握られていない。でも野党にあって一人気を吐いているのは共産党だ。政策がブレないことも反自民の受け皿になっているのだろう。

又、今は分裂したが「維新の党」もおおさか系は憲法改正、地方自治で政権の補完的役割の立場をとるが、東京系は野党再編で一致点を見いだせなかった。

野党をまとめる強力な人材がいないことも野党がくっつかない要因の一つだ。かっての小沢さんは弱小政党にいて自分の選挙も安泰ではない。

メデイアの世論調査で政党支持も自民党は38%と相変わらずの高率であるが、他党は高くて8%、せいぜい0~1,2%だ。自民党にとっては怖くもない。

でも、かっては与野党が連合したことがある。自社さきがけ政権だ。当時は自民党も単独では政権が取れなかった。村山政権が立ち上がったがこれには社会党は自衛隊などの取り扱いを大きく変換する代償を払い、社会党は弱小化へと向かった。

民主党は共産党とは組めない要因に保守、中道の存在があり、前原さんや細野さんらは民主党の解党を提案したが、岡田さんに断られても離党する動きにはならない。

一方、民主党内の革新系は野党再編の動きに沈黙を守っている。岡田さんは参院選に輿石さんの立候補を促しているが輿石さんは態度を明らかにしなかったようだ。革新系は民主党が解党してもその先が見えないのではないか。かえって民主党が存続した方がいいのだ。

他人事ではないが、自民党も公明党との選挙協力がないと議席確保も覚束ないのか。逆に公明党はどうして大臣席1つを死守したいのか。安保関連法では公明党は賛成したが、創価学会は猛反対しているというではないか。国会前集会では明らかに創価学会員の姿が確認出来る。

各党の事情を見ると「どの政党が良いのか」判断に苦しむが、一番無難なのが自民党と言うことか。でも、悪いことにたまたま自民党総裁が安倍さんで総理になっているということか。

その安倍さんにとっては、2%物価安定目標の達成が困難で日銀が軌道修正をしたときが
アベノミクスの否定になり、一つの引き際になるのではないか。それとも強引に経済指標を書き直すか。


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